50歳になったことだし、そろそろ老後資金を貯めようと、一時金を支払って個人年金に入ろうと思ったんですね。
最近の定期預金は、ずっと低金利のままですからね。個人年金は、年末調整の控除対象にもなりますし。でも、いろいろと検討した結果、老後資金のために個人年金に入るのはやめました。その理由は・・。
老後資金の蓄えに個人年金に入ろうと思った理由
定期預金よりも利率が良いと思った。
死亡したさいは、保険料払込相当額を死亡保険金として受け取れる。
年末調整の際に保険控除とされ節税になる。
利率と予定利率の違いは?
ただし、ここで間違っていたのです。
調べてみると、定期預金の利率と個人年金の予定利率は意味が違うのですね。
予定利率とは・・納めた保険料のうち、保険会社の収益部分などが差し引かれた金額を運用するときに約束する利率
つまり、個人年金の実際の利回りは、予定利率よりもさらに低い数字となるのです。
ということは、実質では定期預金と変わらない感じでしょうね。
さらに調べていくと、いまの時点での個人年金に魅力がないことが分かってきました。
低金利時代に、貯蓄性のある保険商品に入らないほうがいい?
・保険料払込期間である10年間の間に、途中解約すると元本割れの可能性がある。
・10年間の間にお金が必要になったさい現金化するのに、手続きが面倒。
・インフレになって金利が上がった場合も、低利率のままとなる。
こういった理由から、老後資金対策に個人年金に入るのをやめました。今回のことでも、貯蓄と保険は別に考えたほうがよいんだな~って実感です。
さいごに・・
前にもちょろっと書いた気がしますが、「お宝保険」といわれた1985年ごろに入った私の終身保険。そのまま掛けてたら50歳で払込満了だったんですよね(T_T)
なぜお宝保険と呼ばれたかというと、予定利率がなんと!5.5%の時代だったのです。私が入っていた保険も例にもれずでした。でもその20年後ぐらいに、親戚の保険やに勧められたまま、他の保険に転換してしまったという・・。その保険会社はきっと大喜びだったでしょうね。その人もきっと褒められたのでは?
私が予定利率というものを知ったのは、転換したあとのことです。親戚なので、なにも言えないし。縁故関係や付き合いで保険に入るってどうなんでしょうね。その後、その人は、保険会社を退職してしかも離婚してしまい、もはや親戚ではなくなったという・・(苦笑)。それを知って、さっさとその保険は解約しました。今となってはいい勉強です。
まあ、お宝保険には、縁がなかったということ。私には、そんなうまい話はないってことかな。まあ、保険使うこともなく元気なのでありがたいです。
保険無料相談に後日いったのですが、昔かけた個人年金や生命保険。「予定利率」の良い保険は、「良い保険ですね」と教えてもらいました。