解約しないほうがいい個人年金

生命保険の加入では多くの失敗もしたし、損もしました。でも、日本生命の個人年金は入ってよかったと思う、数少ない保険です。

先日、日本生命の外交員が、私の加入している個人年金「契約内容の確認書」を届けてくれましたよ。

加入するときには、30年間も保険料を払い続けられるのか?などと、考えるとうんざりしたものです。

それがすでに、20年間保険料の払い込みが終わっています。あともう少しがんばって払えば、60歳から年金が受け取れるのです。その額は、なんと、払込金額の約2倍と確認できました。あと3分の1の払込み期間、がんばらなくては・・。

ほかにも、個人年金契約内容の確認書では、貸付可能額や払い済み年金金額など、いろいろ確認できましたよ。

20年前の個人年金は予定利率が良かったお宝保険

30歳の時に加入した日本生命の個人年金。

当時、日本生命の外交員が、これは予定利率が良いから無理してでもかけた方が良いよ。と薦めてくれたのです。当時は生命保険に関して知識もなく保険屋さんに勧められるがままでしたが、本当にこれだけは入っておいて良かったです。

当時はお給料も少なく、貯金もほとんどなかったし、子供を産んだ頃で、とにかくお金がなかったのですね。それでも頑張って毎月1万円ずつならと、日本生命の個人年金に加入したのです。

なぜ主人ではなく私が加入したかというと、私が2歳年下で保険料が安いと外交員におススメされたから。でも、よく考えると、その分2年間長く支払うわけで、意味ありませんよね。きっと外交員さんはちょっとでも長いほうが良かったのでしょうね(^-^;

ちなみに、予定利率が高いと保険会社には不利で、私たち保険加入者には有利なのです。
詳しくはこちらに書いてます→お宝保険の解約で後悔!知っておかないと損する予定利率とは?

毎月1万円ずつ支払っている日本生命の個人年金ですが、現時点での累計払込保険料は約280万円。もし今解約したとしても、約353万円解約払戻金が戻ってきます。

もちろん、保険料払い込み完了年齢の60歳まで頑張って支払うつもりです。60歳まで支払えば、年金年額が60万円。年金の種類が10年確定年金(定額型)なので、10年間年金を受け取れることになります。

個人年金の貸付可能額

20年間個人年金保険料を払い続けた今現在だと、保険会社から借りることのできる金額が300万円ほどあると確認できました。
つまり、これは自分の払込保険料を担保に借金するということですね。

貸付利率は、年4.75%(複利)となっています。

この貸付利率は、銀行などのカードローンに比べれば低金利ではあります。でも、お金というものは、一度借りるとなかなか返せない。返せたとしても、また借金を繰り返すものです。

お金を貯めたい、老後資金を蓄えたいと思うのであれば、いくら低金利でも借金しないことが大切ですね。

払い済み年金金額は50万

生命保険や個人年金保険では、毎月の保険料を払うのが難しくなった場合、保険料の払い込みを中止し「払い済み保険」にすることができます。

私の加入している日本生命の個人年金の場合、今、払い済み保険にした場合、約50万円の払い済み年金年額であることが確認できましたよ。

解約してしまうともったない保険内容の場合、解約することなく、払い済み保険とする選択肢もあることを知っておくとよいですね。

解約しないほうがいい個人年金

予定利率の低い今なら、積立貯金と確定拠出年金を選択する

もし、私が今30歳だとしたら、個人年金には加入せず、積立貯金でお金を貯め、確定拠出年金で節税します。

なぜなら、いま個人年金に加入した場合、予定利率が低いので累計払込保険料に対しての年金金額は、魅力的でないからです。

さらに、途中で解約した場合、累計払い込み保険料の金額よりも解約払戻金が低くなる可能性が高いからですね。

確定拠出年金の節税効果は前にも書いたとおり大きな魅力。
ただし60歳になるまで、納めたお金を払い出すことはできません。なので、無理なく長年払っていける金額で加入したい制度です。

個人型確定拠出年金への加入体験談を書いてます→主人と私もそれぞれに確定拠出年金に加入しましたよ。

もし、個人年金を10年間ほど掛け続けている40代だったとしたら・・

個人年金は、払い込み保険料の所得税控除額に上限額があります。(1年間に上限額以上の掛け金を払っても控除額は増えません)

それに比べ確定拠出年金だと、払い込み金額の全額が控除対象となります。
この差は大きく、節税効果がまったく違ってきますよね。

それで、これまで個人年金をかけていた人が確定拠出年金に移行したい、という人も多いようです。

先日、40代の知人もそのようなことを言っていました。でも10年以上かけている個人年金を今やめると、解約払戻金が累計払込保険料よりも少なくなる場合、もったいないことになります。

ただし、掛けられる予算は増やせない。

それならば、個人年金の月々の保険料を減額し、浮いたお金で確定拠出年金に入っては?と提案しました。知人は担当の生命保険外交員に相談してみる、と言っていましたよ。

予定利率の高かった昔に加入した保険は切り替えないのがおススメ

この日本生命の個人年金よりも、さらに予定利率の良かった時代。20歳の頃に加入した第一生命の生命保険があったのです。それを40代のころ、保険外交員に勧められるままに生命保険の切り替えをしたことが、今も悔やまれます。

30年前ですから、もっと予定利率は高かったはず。忘れもしない55歳が満期の終身保険でしたから、もうすぐ保険料払い込みが終わっていたのにと思うと、ほんと後悔です(T_T)←損したことは、何年たっても思いだすもの(笑)。

30代でももう一つ個人年金に加入していたのですが、数年前に主人の友人がアクサ生命に転職し、説得されお願いされ、個人年金を生命保険に切り替えたのも後悔しています。

とにかく予定利率の良い昔の保険だったら、土下座されようがいろいろ言われようが、解約せずに掛け続けたほうがお得です。

生命保険外交員が苦手

日本生命の「個人年金ご契約の確認」を持ってきてくれた日本生命の外交員さん。長年のお付き合いなのですが、顔を合わせると、いつも保険の切り替えや新しい保険への加入を勧められてうんざり(-_-;)

なので契約内容の確認書を持ってきてくれたときも、逃げるように帰りました。

といっても、日本生命の生命保険は一つ解約してしまったので、今はこの個人年金しかないのですけどね。(以前、2社に無料で保険の見直しと相談をさせてもらっていらない保険をたくさん解約したんですよ。)

さすがに、年金受給までに10年をきった個人年金を、切り替えた方がいい、などとは言わないでしょうが。とにかく保険屋さんは苦手です。