確定拠出年金を確定申告で所得税控除した覚書き~源泉徴収票の確認方法は?

確定申告の時期です。年末調整や確定申告の際には確定拠出年金の申告を忘れないようにしたいものですね。

私たち夫婦が去年の暮れに加入した確定拠出年金の所得控除。年末調整には払込証明書のハガキが間に合わなかったので、確定申告で届けをしました。

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確定拠出年金(個人型年金)払込証明書

私たち夫婦の場合は、去年の暮れに加入手続きをして、ギリギリ12月の引き落としに間に合いました。
確定拠出年金を知って加入するまで調べたことや、加入手続きの方法など書いてます→夫婦で確定拠出年金に加入申し込みし、契約完了するまでのわが家の覚書き

この確定拠出年金の払込証明書は私の分です。発行日は今年の1月16日になっています。

1回目の引き落としは2ヶ月分らしく1人2万3000円×2ヶ月分で4万6000円の払込です。

緑線を引いたところに、『2ヶ月分収納』とかかれており、赤線引いたところに、46,000円との証明金額が書かれていますね。

 

 

確定申告で確定拠出年金(個人型年金)の払い込みを申告する場合

写真は、私が確定申告をした用紙です。

確定申告書の『所得から差し引かれる金額』のところにある、⑬小規模企業共済等掛金控除の欄に、確定拠出年金の払込み証明金額を記入します。

ピンクの下線を引いたところですね。ここに、私の場合は4万6000円と記入します。

(ちなみに、間違った場合は二本線を引いて空いているケースに書き直せばよいそうです。間違って去年の下書きを写してることに気がついたという、、;_;)

 

 

年末調整で確定拠出年金の所得控除をした場合

もし、会社での年末調整の際に確定拠出年金の控除をしてもらう場合、渡される源泉徴収票で確認をすると良いですね。

では、源泉徴収票のどの部分を確認すれば良いのでしょう。

小規模企業共済掛金や確定拠出年金は、赤丸で囲った社会保険料等の金額の欄に加算して記入されます

またこの欄には、小さく(緑の丸)と書いてあります。ここに払い込んだ確定拠出年金掛け金が記入されることになります。

私たち夫婦も来年からは、勤務先の年末調整で所得控除してもらうつもりです。

 

確定拠出年金は、本当に節税効果があるのか?

今回、確定申告書作成で実際に確定拠出年金の所得控除を行い、所得税額を計算しました。

去年の私の確定拠出年金の掛け金では、2ヶ月分で9,393円の節税となりました。

この金額は、46,000円の約20%ですね。(私の所得税率は20%です。)

さらに市県民税の10%がありますから、

46,000円×10%=4,600円 9,393円+4,600円=13,993円

所得税と市県民税合わせて、約13,993円の節税となる見込みです。つまり、これは確定拠出年金払込額の約30%になります。

確定拠出年金を12ヶ月分払い込んだ場合は

23,000円×12ヶ月分=276,000円×30%=82,800円

というわけで、去年は2ヶ月分の払込金額だったので13,993円の節税効果でしたが、今年の確定拠出年金の節税金額は82,800円ぐらいになる計算です。
確定拠出年金加入前に節税予定金額をシュミレーションしたときよりも、大きな金額になるようで、ホッとしました。

 

 

確定申告を終えて確定拠出年金について思ったこと

私は青色申告をするのですが、今年は早めにやっつけてしまいました。確定申告のための帳簿作りや申告の用紙記入も今日で終わりました。あとは、確定申告書を提出するだけです。(アナログ好きなので、用紙を税務署に持参します)

今年の確定申告書作りを行い、確定拠出年金の節税効果も実際に確認することができました。

今年はわずか1万円ちょっとの節税効果でしたが、来年は8万を超える節税効果となる予定と分かり、楽しみです。

実際に申告書を作成して計算してみて、確定拠出年金に加入して良かったと実感できました。

確かに確定拠出年金は大きな節税効果がありますが、50代の主婦には節税にならないケースもあります確定拠出年金のメリットデメリットを把握して、自分に必要かどうかを見極めると良いですね。

 

生命保険と確定拠出年金、節税効果が大きいのはどっち?

確定拠出年金が大きな節税になることは、今回の申告で実感できました。

いっぽう、所得控除となることでよく知られている生命保険料。(保険外交員に、これを利点に保険加入を勧誘されていたなぁ。。)
こちらは所得から差し引かれる金額の上限が10万円になっています。多額の保険料を納めても上限は10万円なのです。

私は以前、月々57,000円もの生命保険料を保険解約して減らしました。つまり57,000円×12ヶ月分=年間に684,000円ものお金を保険料に納めていたのです。それでも、控除額は10万円しかありません。

いくつもの生命保険を解約したのですが、去年分も主人、私ともに、所得控除上限の10万円まで活用できています。どんだけ生命保険料を払っていたんだって感じです(;_;)。

保険の見直しをしてから早1年と2ヶ月が経ちます。おかげさまで一度も、主人も私も生命保険の保障を利用することもなく元気に過ごせています。ということは、解約しなかったら納めていたであろう約80万円の生命保険料を貯金できているわけです。

これでさらに、万が一の入院や手術への備えができました。生命保険の解約したときは不安もありましたが、貯金もあったし、最低限必要だと思った保険は残したことで、不安も和らぎ、結果良かったです。

生命保険の所得控除はあるに越したことないしありがたいですが、節税対策として加入するには弱いなと痛感。というか、納めた金額全額が所得控除となる確定拠出年金がすごいんでしょうけどね。