老後の資金作りで、今もっとも注目を浴びている確定拠出年金(個人型)って知っていますか?
2017年1月から、これまで加入できなかった公務員や企業年金のある会社勤めの人などでも、60歳未満の人であれば、ほぼ加入できるようになることで話題になっていますよね。
私も主人も加入するつもりで、スルガ銀行から申込用紙を取り寄せました。
→個人型確定拠出年金に入ったらいくら節税できる?スルガ銀行にも問い合わせしてみた!
でも、いまひとつ確定拠出年金の運用方法をどうするか悩んでいました。あさイチ!で特集されたときには、定期預金のつもりだったのですが、やっぱりお金を増やせる投資にしようかな~。それとも、定期預金よりも、同じく元本確保型の保険のほうがお得かも?なんてね(^_^;)。。
→年金制度の知らないと損すること、知ってて得すること!年金を増やす方法(あさイチ!)
そこで、確定拠出年金の運用方法について、私にはどれが合っているのかを調べてみることにしました。
確定拠出年金の3つの運用先のメリット・デメリット
確定拠出年金の運用商品には、定期預金と保険と投資信託の3つがあります。
①定期預金
定期預金のメリットは、元本確保型であること。確定拠出年金であれば、利息も非課税になります。ただし、現在は超低金利運用なので、利息が非課税になるメリットはほぼ得られません。
超低金利の現在では、いまより金利が上る可能性が高いので、長期の定期預金よりも1年満期にしておいたほうが、望ましいです。(私は、ゆうちょ銀行など普通の定期預金も1年満期にしていますよ)
もし、途中で定期預金を他の運用商品に変更する場合は、中途解約となり本来よりも低い金利の中途解約利率が適用されます。
②保険
定期預金と同じく、保険のメリットも元本確保型であること。
デメリットは、途中で他の運用商品に変更する場合、いったん保険を解約することになります。この場合、解約控除額が差し引かれるので、それまでの運用利益金額によっては元本割れしてしまうケースもあります。
③投資信託
資産が減るというリスクは伴いますが、利益が出れば運用益非課税の恩恵を受けることができるので大きなメリットになります。
その性格は投資に向いている?
運用益非課税が利用できるという、魅力的な投資信託という運用先。
でも、ここで気になるのが私の投資で失敗したトラウマと性格です。
それに、荻原博子さんの著書「お金は死ぬ前に使え」で、無理して投資をしないことが大事、と書いてあったこと。高齢者では、投資で失敗する人が多いんですよね。情報不足、勉強不足が大きな原因のひとつです。
投資は、資産をある程度持っていれば多少の値下がりにも耐えられるのだそうです。でも、私の性格では、資産がいくらあっても損するのが嫌だし、心配事があると眠れなくなる、人の話に気持ちが左右される、よく後悔する、こういった人は、一般的に投資に向いていないのだそうです。
そんな話を投資をしている人から聞いてやっぱり、私には、1円も損しない定期預金が向いているな、と判断しました。
せっかくコツコツ貯めた貯金を、2度と減らしたくないという気持ちが大きいからです。それに、よく考えてみると、お金を増やしたいという欲望もそうないのに気づきました。
投資して、一時的にでも減った運用実績を見てドキドキハラハラするよりも、確定拠出年金の定期預金で節税できればいいよね、と。
ちなみに、確定拠出年金にかぎらず、投資を始めるときはまずは、万が一の時のために半年分の生活費を貯金できてから、少額からやるのが上手な投資の始め方。
そのほうが、気持ちにも余裕ができ、運用実績の値動きの上下にも一喜一憂しなくてすむからですね。
また、運用商品の変更はいつでもできるので、無理せずに迷ったら定期預金で始めて、資産が貯まったら投資信託へ変更するといった選択肢もあります。
確定拠出年金の定期預金はペイオフの対象となる
定期預金で運用するとさらに安心できることに、確定拠出年金は預金保険制度(ペイオフ)の対象となります。
口座管理手数料のもっとも少ないスルガ銀行で定期預金するつもりなのですが、これまでの私には全く関係のない銀行です。実はスルガ銀行の今後が心配でしたが、これで安心(^_^;)。
預金保険制度(ペイオフ)とは、1つの金融機関が破綻した場合、元本1000万円までとその利息が保護されるといったもの。
ただし、ここで注意したいのが、その銀行で確定拠出年金の他にも預金していた場合、その預金金額も合わせて保護金額は計算されます。
わが家の場合は、スルガ銀行に他に預金はないですし、今後も預金するつもりはないのでいいのですが、もしすでに預金している人は金額に気をつけたいですね。確定拠出年金の定期預金以外のお金を他の銀行に移すといったこともひとつの手段です。
先日届いたスルガ銀行からの確定拠出年金の申込書や案内。なにやら書類がいっぱいで、用意する物も多く、ちょっと面倒です。まあ、ぼちぼち年内の積立開始を目標にがんばります。
【後日追記】
確定拠出年金に加入しました。その経緯のまとめはこちら→夫婦で確定拠出年金に加入申し込みし、契約完了するまでのわが家の覚書き