認知症保険は必要ない?

うちの親戚に生命保険やってるおばさんがいます。かなり不愛想に接しているのですが、めげずに保険の勧誘にやってきます。

先日勧められたのは、介護保険です。特に認知症保険。約10年後には、65歳以上5人に1人が発症するといわれていると、おどされました(^-^; そのせいか、少し気になります。

でも、介護保険って本当に必要なのでしょうかね?

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介護保険を受け取れる人は意外と少ない?

厚生労働省の介護給付金実態調査によると、何らかの介護認定を受ける人は全体の約3%です。
80歳から84歳での認定率は上がって29.9%。85歳以上では60.3%となっています。

つまり、民間の介護保険をかけていても、介護保険の保険金を受け取れない人は、けっこう多いというわけですね。

 

また、国の公的介護保険と民間の介護保険では、保険会社の認定基準が同じとは限りません。加入する場合は、確認しておいたほうがよさそうです。

 

 

意外にも認知症の場合、介護の自己負担金は多額になるかも?

認知症の場合は体が健康であれば、要介護度は低くなります

しかし、認知症に多い徘徊やトイレなどに手間がかかるため、一日中人の手が必要な場合があります。

そうなると、意外にも介護費用の自己負担金額が多くなることもあるのですね。(たとえば、娘である自分が仕事を辞めて家にいる場合では、収入が減ります)

現代は子供も少なく、結婚しない人も増えています。つまり頼れる人がいないわけです。
そういったことへの不安も多いのでしょう。認知症保険が誕生し、40代50代には人気商品となっています。民間の介護保険もそうですが、認知症保険も認定されると一時金で保険金がもらえるのも魅力なのかもしれません。

認知症にならなければ、ほんの掛け捨て保険となるわけですが、いわゆる安心をお金で買うと割り切れればいいですね。

 

 

積立貯金+公的な介護サービスで良いのでは?

公的な介護サービスには上限度額がありますが、自己負担1割または年収によって2割で利用できるサービスです。

ある調査によると、介護期間の平均期間は約4年11ヶ月。10年以上の長期介護期間となるのは、全体の16%ほどです。

私の周りの知人友人でも、親の介護をしている人がいます。民間の生命保険に入っている人は見当たりません。ですが、親本人の年金と公的介護保険サービスを使って、なんとかなっているようですよ。

その状態は、あまりお金に余裕があるようではありません。
ですが、私たち50代であれば今から、民間の介護保険に加入する代わりに積立貯金をしていけば、万が一要介護になったとしても、貯蓄でまかなえるのではないでしょうか。

民間の介護保険をかけていれば、要介護状態にならないと介護保険は掛け捨てとなり、払ったお金は戻ってきません。

一方、ずっと健康で介護を要することがなければ、介護用の積み立て貯金は何にでも使えますよね。

何はともあれ、あまり不安を持たず、ストレスをためず、健康でいることが最も大切です。それが子供たちにも迷惑をかけず、本人も幸せですよね。

ですから、将来自分が介護が必要となったときの不安があまりにも大きいのであれば、介護保険に入るのも不安解消の点では、意味のある効果ではないかと思います。

私の場合だと、せっかく介護保険入ったのに保険金もらえないともったいないよな~とかえって、介護状態を作りかねない気がします(^-^; なので、入らないほうがよさそう。

ってことで、私はニコニコ現金積立貯金をしつつ、適度にお金も使って楽しみ、幸せなピンピンコロリを目指します。