60歳以上の平均貯蓄額が多い理由(お金は死ぬ前に使え~第1章感想)

私はもともとケチです。主人の実家の親からもケチだと言われているくらいです(汗)。

でも、それには理由があります。心配性で不安だからです。もし、病気になったら生活費をどうしよう?もし、老後にお金がなくなったらどうしよう?

だからこそ、生命保険も貯蓄性のあると言われているものに、異常なほど多く加入していたのです。

あれが欲しいとか旅行がしたいとかいう理由ではなく、将来が不安で心配だからお金を貯めてきました。

金額はけっこう貯まっていても、心がまだまだ足りない。不安だ心配だ、もっともっと、と節約して貯金する毎日が続いています。

気づいたら、もう50歳。ふと考えてみて、いったいいつまで貯金したら良いのだろう?いったいいくらお金が貯まったら、この不安や心配が無くなるのだろう?と思うようになりました。

そんなとき、書店で見かけた本が「貯めこむな!お金は死ぬ前に使え。」という荻原博子さんの著書です。

[adsense]

生涯で一番お金持ちになるのはいつ?

日本人は、死ぬときに一番金持ち!?という衝撃的なキャッチフレーズに私は身に覚えあり、でドキッとしたのです。

本当にこのままだと、私の生涯で一番お金持ちなのは死ぬときなのでは・・と。

「お金は死ぬ前に使え。」を読んで、心配性で不安がりでケチな私でも、かなりホッとすることができました。自分が信じこんでいたことが間違っていたことも多いようです。

私と同じように心配性で老後を不安がっている人には、気持ちがほっとできる内容かもしれません。

「お金は死ぬ前に使え。」は、7章からできています。順を追って、感想を書いておくことにしたいと思います。

 

第一章「今の日本の高齢者はこんなに金持ち」

60歳以上の日本人がどれだけお金を持っているのかを、調査結果から紹介されています。60歳の6人に1人が4000万円以上の貯蓄というから驚きです。しかも、これは家などの固定資産抜きの数字だそうです。

私の実家の親を考えると、公務員だったので退職金がかなり出たと思います。でも、生活費や家の立て直し、飲み代や健康食品にかなり消えていったもよう。最近は、なにかとケチなこというし年金の支給日を楽しみにしているようなので、蓄えも底をついたとみています。もう、八〇歳過ぎてますしね。

でも、家と土地といった資産を現金化したら、それなりの金額になるかとちょっと期待しています(笑)。

 

60歳以上の平均貯蓄額が多い理由

「お金は死ぬ前に使え。」の一章では、高齢者がお金持ちなのには理由があって、その理由が説明されています。

子供の頃に学校で貯蓄教育された経験や飢えを体験した世代。
もしかしたら、お金を使おうと思っても無意識に使えないのかもしれませんね。

それから、物を捨てられないのも飢えや物資が足りない時代を生きてきたからなのでしょうね。実家の母も物が捨てられず、家は物であふれています。

今のお年寄りの若い頃は、終身雇用に年功序列、好景気時代の恩恵を受けて、働いた分だけお給料が増えるという美味しい時代だったんですね。

そして、年金受給でも恵まれている時代です。「懸命に働いてお金を貯める、使わない」といった世代、そりゃあ貯蓄も増えますよね。なるほどな~と思うところと、今の若者がお金なくてもしょうがないかなーといったところも見えてきそうです。

感想をお話したのはこの本です→「お金は死ぬ前に使え。」(楽天にて)

 

今後の60代以上の平均貯蓄額は減りそう?

でも、最近の若者は、バブル期が青春時代の私たち50代とは違って、贅沢ではありませんよね。昔は20代男子が当たり前のように、高級車をローンで購入して乗りまわしていました。

女性はブランド物の洋服やバッグを、みんなバンバン買ってましたからね。

話がそれましたが、今のお年寄りがお金を持っているのには、いろんな背景があるからで、今の50代が60代70代になる頃は、お年寄りの平均貯金額もかなり減ってくるのでしょうね。

【「お金は死ぬ前に使え。」他の章の感想記事】
・(第2章)貯金を残したまま死ぬのは誰のためにもならず!
・(第3章)年金の破綻は心配不要!高齢な年金受給者ほど恩恵を受けている
・(第4章)定年後の老後の医療費が不安!一生涯の医療費って?
・(第5章)「介護費」が不安?介護保険や老人ホームも意外に使える!
・(第6章)老後貯蓄と無理に投資しないススメ

老後が心配な人にオススメな本「お金は死ぬ前に使え」の感想まとめ
 

cat-fabikon

 

 

さいごに・・

「お金は死ぬ前に使え。」7章まで感想を書くつもりだったのですが、おしゃべりがつきません(笑)。というわけで、1章ずつ感想書いていけたらいいなって思います。