最近、自分な好きなことや趣味特技を生かしての仕事、起業をしよう!といった類の本が多く見られます。
Daigoさんの「好きをお金に変える心理学」もタイトルの通り、自分の好きなことを活かして仕事にし、お金を得ようといった内容です。
私の場合、すでに好きなことで起業してお金を貯金できています。そこでさらにステップアップできる何かを見つけられればと思い、この本を購入しました。
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日本人はお金の使い方、貯め方が下手
日本人に多いひたすら節約し、お金をコツコツと貯めて、使わない。ただ貯めるだけで使わずに亡くなってしまう高齢者が多い。
これは以前読んだ、萩原博子さんの著書「貯めこむな!お金は死ぬ前に使え!」にも通じる内容のようです。荻原博子さんも最後の章のところで、老後のプチ企業みたいなことをオススメされていましたしね。
なんとなく貯めているうちに、それが自分の支えとなり、目的が貯めることにすり替わっていくとチャンスを逃すことになります。
(「好きをお金に変える心理学」より抜粋)
この文面にはドキッとして苦笑してしまいました。そのまんま私に当てはまるからです(^_^;)。。
好きなことを見つけ、見極める方法
Daigoさんは、まずは好きなことを見つける、好きなことを作ること提案されていて、その方法もいくつか説かれています。
中でも私が参考になったのはフローに入る条件です。
フローとは、我を忘れて没頭している状態のことをいます。なかなか日常ではそういった状態にはなりませんよね。だからこそ、好きなことであればフローに入りやすくなるというわけです。
好きなことはお金に変えやすい
好きなことだとフローに入りやすい。好きなことなら集中できる、さらに能力が上がりやすい、向上しやすい、がんばることも苦になりにくい。
こういった理由から、好きなことをマネタイズすることをDAIGO さんはお勧めしています。
好きなことをマネタイズする戦略
さらに、「好きをお金に変える心理学」の第3章では好きなことをマネタイズするための戦略が書かれています。
心理学を根底においた、ビジネスマーケティングです。
ブラックやグレーといったあざといやり方ではなくまっとうな方法。人とのつながりを重視した、ビジネスマーケティング。読んでいると、彼の人柄が感じられます。
無限ループを使ってビジネスを向上させる
DAIGO さんのいう無限ループとは、自分の本当に好きなことを見つけて極めていき、それを収入に結び付けていきます。そしてさらに、そこで得たお金を再投資することで、自分とビジネスを向上させるといった提案です。
DAIGO さんがおすすめする、自分のお金を投資、再投資するいくつかの方法が書かれています。
好きをお金に変える心理学を読み終えての感想
一番面白かったのは、DAIGO さん自身の「好きをお金に変えてきた」実体験が書かれていたことです。
私はDAIGO さんのことは、エンターティナーの1人だとばかり思っていました。それがアナザースカイに出演されていたDAIGO さんを見て一変。
元々才能ある賢い方なのでしょうがさらに、おごらず努力を惜しまないという姿勢に、抜群の好印象好青年に昇格です(笑)。
私の場合、自己啓発やマーケティング、心理学に興味を持って、多くの関連した本を読んできています。
そのせいか、今回読んだ著書「好きをお金に変える心理学」の内容は、どこかで読んだことがあるような、聞いたことがあるような内容のものが多い気も。
それでも新たに再発見したり、これからの自分のお金の使い方や仕事の方向性を考える一つの参考材料になりました。
この本では、自己投資の勧めもされています。その一つとして読書のことが書かれていました。Daigoさんはかなりの読書家ということで(速読で、1日に20冊もの本を読むこともあるんだそう)読書ほど費用対効果の大きなものはないといったお話です。
私は自分で企業をしたくて、高額なコンサルや起業塾、ノウハウを買うといったことをしてきたのですが、改めて、本を見直そうと思ってしまいましたよ(^-^)。
私の経験上、好きをお金に変えるのも、理想的ではありますが、そう楽ではありません。
好きなことでもお金に換えようとすると、好きだったはずなのにそれをすること自体が苦になったり。また、思うように収入が得られず、挫折することも多いでしょう。
私も何度も同じことを挫折してはまた始める、といったことを経験しました。好きなことは諦めきれないのでしょうね。
好きなことで収入を得ていくには、それ自体がよほど好きである、または、何が何でも収入を得る必要がある。そのいずれかの状況が欠かせないのだと感じています。
DAIGO さんも提案してらっしゃるように、最初は副業で好きなことをお金に変える工夫をする。そうすれば、それほどのリスクを抱えずにゆるく、好きをお金に変えることもできるでしょう。ただし長期スパンになるでしょうけどね。
「好きをお金に変える心理学」は、マーケティングや心理学を交えたビジネス戦略を、Daigoさんの経験を例に読みやすくまとまっています。私のような50代でも読む価値はあると思います。
20代30代であればさらにもっと、読む価値が高いのではないでしょうか。私も30代あたりでこういった本を読んでいたら、違った人生を歩んでいたかもしれないな、なんて思ってしまいました。