風水やなんやで、断捨離したり掃除したり、家をキレイにするとお金が貯まるふうなこと言われていますよね。私はそのとおりだと信じているし、断捨離や片付けの本も読んで、できるだけ家の中がキレイになるよう心がけているつもりです。
でも、私の実家はものすごく片付いていないし、冷蔵庫の中なんてゴチャゴチャしてるけど、何不自由なくお金が貯まってたことに先日ふと、実家に帰ったときに気づきました。
「お金を整える』でもアドバイスされていましたよ→食費を節約するコツは冷蔵庫!夫婦だけの今と10年前の生活費を比べてみたら・・
そこで、物が多くて足の踏み場もないような部屋になっている家に住む両親でもなぜ、お金を貯めることができたのかを考えてみました。
母が家を片付けなくなった理由
昔々、両親が新婚時代は母はきれい好きというか、母の母親が厳しかったそうな。それで、家中ピカピカだったそうです。障子のさんも拭いて、廊下にはワックスかけてたって自慢していまし。私が物心ついたときには、すでに部屋はゴチャゴチャで汚い記憶しかありませんが。
そんな母でしたが、病気で胃の手術をして死にかけた30代のとき、病院の先生から「長生きしたけりゃ、バカになりなさい」と言われたそうです。
それからは、健康のために神経質な考え方や綺麗好きをやめて、バカになったつもりで、片付けやキレイに掃除するのをやめたという本人談。
それからは、病気することもなく、ホント元気です。すでに81歳になろうとしていますが、健康診断でどこも悪いところないというから驚きです。
部屋の中が物だらけ
昔の人は物が捨てられない人が多いですよね。私も捨てられない部類なので気持ちは分かります。
それにしても実家は、リビングは座る場所がないくらいだし、リビングのテーブルの上も半分以上物が占領しています。テーブルは大きいのに、狭い範囲で食事しています(笑)。テーブルの下も、何があるのか怖いくらい、いろいろ(笑)。
玄関は広々しているのですが、貰い物や買ってきたものがいろいろと、持ち帰ってそのまま置いてあるようです。
リビングの隣の和室も、母親が買い物したものでいっぱい。
ダイニングテーブルも使わないのにあるのですが、これも全面物置状態。
脱衣所は、お風呂へいく道がないくらい洋服がいっぱい。
2階の和室には、布団がいっぱい。
でもなぜか、そーいえば、母の寝室は片付いていますよ(^_^;)
父親は基本几帳面なので、父の部屋が片付いているのは分かるんですけどね。ナゾです。
ちなみに、何度か私が断捨離して家の中を片付けたことがあるのですが、すぐに元の状態になっていました。バカバカしくなり、それからは見て見ぬふりです(^_^;)
ダスキン掃除担当の父のおかげでホコリは少ないかも
実家はほとんどがフローリングなのですが、定年退職して暇な父が、毎日ダスキンかけてます(笑)。なので、ホコリはそうないのかも。でも、掃除機はあまりかけていないようす。高齢の方って掃除機苦手な人多いですよね。
台所も物があふれていて冷蔵庫の中もパンパン
たった2人の生活なのに、台所には食料品や健康食品などで物があふれています。
収納庫も我が家よりかなり広く多くありますが、それもつねに満杯。奥には何が入っているのだろう?怖っ
整理整頓できない人でも借金なしの人生は送れる
「部屋を片付けたら?」というと、「あんたたち(私と弟のこと)くらいしか来ないから、片付ける必要ない。」という母。
片付けしない、部屋をキレイに掃除できてなくても、ローンは組んだことがなく、いつもニコニコ現金で車ってたし、今までに家を2軒買ってる親です。
「生命保険に何千万払ってきただろうね~。でも、保険給付金をほとんど使うこと無く満期終了になってしまったね~。」って父親と話していました。
そんな両親の体験談を聞いていることもあって、我が家の生命保険の見直しをした私です⇒月々の保険料を月々の保険料57,703円を減らした経緯
今現在も、まったくお金に困っている様子はなく、ふたりとも毎日喧嘩しながらも楽しそうです。
断捨離できなくても、普通に掃除をすればお金は貯まる?
断捨離に関する本を母に「読んでみてね」と持って行きました。ひと月たった先日、テーブルの上のあれこれの下に埋もれていました(^_^;)
「まだ、本を読む暇がないの~」だそうです。
断捨離したこともする気もサラサラない母ですが、ローンや借金は一度もしたことありません。買い物っぷりを見ると、どうみてもお金を貯めています。
その家ですが、物が溢れかえってはいますが、以下の6つの点から、ある意味、汚部屋でないことに気づきました。
- ホコリはそんなにたまっていない
- トイレはキレイに掃除してある
- 玄関のタタキには土や葉などはない
- 玄関の外は、花木がたくさんあって手入れしてある
- 窓をよく開ける
- 浴槽はいつもピカピカ(お風呂場はまあ普通に掃除してある)
もしかしたら、これらのことに、お金が貯まる何かがあるのかもしれませんね。
80代の両親をみて思う健康の秘訣
父は、できれば部屋を片付けたいようですが、母に無理をさせようとは思っていないようです。多分、昔死にそうなほどに病気で苦しんだ母を見たからなのでしょう。
でも、私に「いるものだけじゃなく、いらないものも持って帰ってくれ」と、顔を合わすたびに言ってますが(笑)。
そこで、両親ふたりとも80歳過ぎても健康で痴呆も入っていない秘訣ってあるかも?と思い、それなりに良さそうなことを思い出してみました。
- 夫婦がお互いを尊重しているらしく、行動に干渉せず自由で、喧嘩もするが仲が良い。
- どこに行こうと自分の好きなことにお金使おうと、何時に帰ろうと自由なので、ふたりともストレスがたまっていない気がする。
- お金に関して不安がない。
- ふたりで、家事をやっている。
- 子供にまったく執着していない(電話がかかってくることは、年に数回。)
片付いていない部屋に住んでいても、お金が貯められた理由を考えてみた
私の両親をみたところでは、片付けや断捨離をすることと、お金を貯められるかどうかはあまり関係ないように思います。
結局は、片付いていない部屋に住む本人がどう思っているかが大切なんでしょうね。
片付いていない部屋でイライラしたり、「汚いな~嫌だな~」と思っていないかどうかです。
私は、物が散らかっている部屋は落ち着かないので、ある程度は片付けする人です。実家にいると、とんでもなく落ち着きません(^_^;)
その点、父はちょっと不満に思っているようですが、まあそれほどでもなく、母はまったく嫌だと思っていませんから。
ちなみに、あんなに物があるのに、どこに何があるのか、すぐ探し出せる母です。どこに置いたかも、まだまだ記憶力良いです。もしかしたら、多くの中から見つけるのがトレーニングになるのかな?(笑)。
物にあふれている部屋に住んでいても、快適に暮らしているので、
夫婦仲良し→ストレスがたまらない→健康→健康なので、定年後も数年働けた。健康なので、医療費もあまり必要ない。
実のところ、今でも貯めたお金が残っているのかどうかは、聞いていないので私は知りません。もしかしたら、すでに貯金を使い果たしてスッテンテンなのかもしれませんね。
万が一、ふたりとも施設に入ってもらうことなったとして(私は嫁ぎ先が遠方なので面倒見れませんし)、貯金がなかったらどうしよう?とふと不安になりました。
でも、あ、両親の家を売ればいっか~と、私の頭のなかでは勝手に解決済みです(笑)。
こうやってみてみると、私がへんに口や手を出して、片付けとか断捨離とかしないほうが、親は元気で長生きしてくれるのかもしれませんね(^-^)
【2024年追記】実家の両親はいまだ健在です。89歳と90歳。父親に少し認知症の気配が出てきて不安ですが、ふたりともいたって元気で歩けるし、母親は自転車にも乗っています。家は、このときよりもひどい状態で物が増えています。。ひと月に1度ほど様子を見に行っていますが、座る場所もないので落ち着かず、長居はできません。。