確定拠出年金って知ってる?銀行がお勧めしないほどお得な個人年金なのです。

あてにしていた老後の資金準備のひとつ、厚生年金基金が無くなるっていう話したんですね→厚生年金基金がなくなる!将来もらえる年金額も減っちゃうの?

厚生年金基金を調べているときに確定拠出年金というものを知り、基金がなくなったら加入を考えています。

それにしても、あまり知られていない確定拠出年金。これは個人年金なのですが、節税というすごいメリットがあるんです。それにもかかわらず、どうして認知度が低いのでしょうね?

今、個人年金に入るなら、確定拠出年金がオススメ

確定拠出年金とは、自分で運用する商品を選ぶ個人年金保険です。

低金利が続くいま、これから先はインフレや金利の上昇が見込まれています。なので、固定金利である個人年金は資産としての加入はメリットがありません。

ただし、確定拠出年金は、節税効果が高いので、上手に利用することでお金を貯めるひとつの手段となり得ます。

確定拠出年金のメリット

確定拠出年金は、払込額を全額、所得税控除することができます。(通常の個人年金保険では一部控除となります)
たとえば、所得税が10%の人であれば、住民税との合計で20%もの税金が節税できます。

【所得税率10%の人が毎月1万円の掛け金とする例】

一年の掛け金が12万円となるので、
節税できる所得税 12万円×10%=12000円

節税できる住民税 12万円×10%=12000円

合わせて、1年に24000円ものお金が節税できることとなります。これを貯金に回せば良いですよね。

確定拠出年金の掛け金について

確定拠出年金には「企業型」と「個人型」があります。

「企業型」
厚生年金基金、確定給付企業年金を実施していない場合 月額55,000円
厚生年金基金、確定給付企業年金を実施している場合 月額27,500円

「個人型」
自営業者 68,000円
厚生年金保険の被保険者(勤務している会社に企業型確定拠出年金、厚生年金基金、確定給付企業年金なし)月額23,000円

確定拠出年金のデメリット

・60歳まで、中途解約ができない。
・確定申告する必要がある。
・厚生年金基金加入者は入れないなど、加入資格がある。
・確定拠出年金加入先に管理手数料を支払う必要がある。(取り扱い先によって手数料が違う)

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さいごに・・

節税効果の高い確定拠出年金。数年前によく分からずに、主人が地元の銀行にすっごく勧められて加入した個人年金があったのです。

そのときは、そんなにうまい「金融商品があるもの?」って疑っていました。だって、銀行や保険会社とは自営会社で長年の付き合いしているところが数社あるのですが、勧められたことは一度もありません。

疑っている私に、銀行マンが「途中解約できないので、誰にでもお勧めできない金融商品なのです。」と言われていました。

まあ、それもそうなのでしょうが、一番の理由は、確定拠出年金を売っても大きな利益につながらないからのようです。これなら納得ですね^^;

(結局、そのあとに厚生年金基金加入者は、確定拠出年金には加入できないと分かり、契約解除となりました。つまり、銀行もそれほどまでに確定拠出年金の取り扱いがなく内容を把握していなかったというわけです。)

うちは自営業者なので、小規模企業共済にも加入しています。廃業した時のための退職金制度みたいなものなんですね。これも掛け金が全額税金免除です。自営業者は、確定拠出年金と小規模企業共済の2つ掛けが節税効果があるので入っている、という声が多いようです。

ただし、こういった制度もいつどうなるのかは分かりませんが、それは誰しも同じことであって、疑ったり不安に思ってもキリがないですよね。

なので、可能な限り内容を調べたり経験者の声を聞いたり。そのなかで、今もっとも自分の生活にマッチした保険や金融商品をうまく選び付き合っていこうと思っています。

買い手にとってお得な商品とは、販売者にはおいしい商品ではないものなのかもしれませんね。

不要な保険を解約するために、いろいろやってみましたよ→わが家の生命保険を見直して、月々の保険料を減らすまでをまとめてあります。

【後日追記】
その後、確定拠出年金に加入しました。その経緯のまとめはこちら→夫婦で確定拠出年金に加入申し込みし、契約完了するまでのわが家の覚書き