主人も私も30年近く掛けてきた厚生年金基金がついになくなります。
解散というとなんだか聴こえが良すぎな気がするので、「無くなる」と言いたい。自営業である会社としては半強制的に加入させられた基金なのです。
加入員の厚生年金は将来払ってもらえるの?と、不安になるできごとです。
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なぜ、厚生年金基金は無くなるの?
厚生年金基金がなくなる理由は財政悪化ですが、その一番の要因は加入者が減っているからなのでしょう。
地方の中小企業は今も不景気で従業員もリストラ。基金を脱退した会社も多いのです。だから、厚生年金基金への加入者も減るのは当然ですよね。
それに伴い、年金受給高齢者は増える一方。年金給付金の増加もその理由にあるのでしょう。
基金がなくなったら、厚生年金支給額は減らないの?
ここがもっとも心配なところでした。
30年近くもコツコツと支払ってきた厚生年金。年金支給額はどうなる?
厚生年金支給額は、納めた金額と年数分だけきちんといただけるようです。ほっとしました。とはいっても、厚生年金基金分として事業所が納めてきた分はなかったものとなるわけですが。
厚生年金基金がなくなったあとに分配される資産があるらしい・・
私たち加入者は、厚生年金基金に厚生年金分もお金を収めています。基金から厚生年金にその分を返したあとに残る資産。
これは、基金ごとに違うそうですが、私たちが加入している基金は、幸いにも分配される資産があるそうで、いくらか分配してもらえるようです。それを、残余財産分配金といいます。
残余財産分配金は基金から個人に分配されます。もしくは、企業確定拠出年金への移行も可能。
基金に資産が残らなければ私たち会員への分配金もなかったのだそう。そうやって言われると、なんだか、ありがたく思えるから不思議ですよね。
基金に代わる老後資金準備どうする?
厚生年金基金加入者は、確定拠出年金には入れません。今回、厚生年金基金がなくなることで、確定拠出年金に加入する資格ができました。
私たち夫婦は、個人で確定拠出年金に加入するかどうかを検討します。
さいごに・・
以前、自分で節税対策を調べている時に確定拠出年金というものを知ったのですね。でも、厚生年金基金に加入している人は入れないというのを知り、がっかり。
それが、こんな形で加入ができることになるなんて思ってもみませんでした(^_^;)。
確定拠出年金については、節税対策効果が高いということだけで、更にメリットやデメリットについてこれから調べてみるつもりです。
ところで、基金がなくなることで、もらえるはずだった基金からの支給分の年金がもらえずがっかり。ではあるのですが、それでも運が良かったといった内容が、基金からの通達に・・。
というのも、基金の解散が数年前なら解散するために手出しするお金が必要だったそうです。といっても、個人の手出しではなく、基金加入業者負担なんですけどね。
ありがたいことに個人の資産は守られているようです。それに事業所が払ってきた基金への納付金は基金で働いていた人たちへの職場提供となり、今まで基金から年金を受給してきた方も大勢いらっしゃるのだから、それなりに貢献できてるってことですよね。
なんて、おかげさまで主人との会話もでき、いいこともありました(笑)。
年金なんてまだまだ先よ~って思ってたら、もう目の前に・・月日が流れるのは早いものです。
→その後、夫婦ともそれぞれに個人確定拠出年金ideco(イデコ)に入りました。
こちらもご参考に!厚生年金基金が解散し、分配金を一時金として受け取るまでの経過のまとめ