お米は昔から日本人にとってなくてはならない存在です。
新米のような美味しいお米は、どんなふうに料理しても美味しいものが当たり前です。ですが、まずいお米を美味しく炊く方法が知りたいと思いませんか?
というのも、パンも好きですが、日常のわが家の食卓ではお米がほとんどです。
それに新米となると、これまたピカピカして止まらないくらい美味しいですね。
たまに、お米を作っている知り合いからお米を大量にもらうことがあります。大量にお米をもらうと、夏場の常温保存と言う最悪な保存の仕方をしているせいか、はっきり言って普通に炊くと美味しくないときもあります。
お米は冷蔵保存が良いらしいですね。でも、わが家の冷蔵庫にお米なんて入る余地はありません。
というわけで、いろいろとまずいお米を美味しく炊く方法を試行錯誤しておりますよ。
ご飯を炊く時に入れたら美味しくなるもの
新米はとくにそのまま炊いても美味しいですが、古米になるとやはりまずくなるな、と感じる人もいると思います。
そんな時にお米といっしょに入れて炊いたら美味しくなるのを、ご紹介しますね。
- 氷
これは良く知られていますね。氷を入れておくだけでご飯にツヤがでて美味しくなります。 - 備長炭
これも良く知られていますね。私もやっていましたが今はしていません。単に干したりするのが面倒になりました(笑)
ですが備長炭をあらかじめ煮沸してから入れてお米を炊くとカルシウムや、ミネラルなどの栄養効果もあるとのこと。その上、匂いやご飯の黄ばみも防いでくれます。 - みりん
お米2合に対して小さじ1杯入れて炊くだけでツヤのあるご飯ができ、美味しくなります。 - はちみつ
お米2合に対して小さじ1杯で炊くと、甘みが出て一層美味しくなります。 - オリーブオイル
お米2合に対して小さじ1杯で炊くと、お米にツヤと粘り気がでて美味しくなります。 - にがり
お米2合に対して2、3滴垂らすだけで、栄養価の高い美味しいご飯になります。 - お酢
お米2合に対して大さじ1杯で炊くと、ご飯が痛みにくくなります。
夏場のお弁当におススメです。 - 日本酒
お米1合にたいして小さじ1杯で炊くと、ふっくらツヤツヤなご飯になります。
こんなにたくさん、お米に入れて炊くだけでご飯が美味しくなるものがあるとは凄いですよね。
特にみりんとはちみつは私個人の考えですが本当に大丈夫なのかな?と思ってしまいますが、お米も甘みがあるものなので納得、といったところです。
どれも家にあるものばかりですので、好みでぜひ試してみて下さい。
基本氷をプラスが私はおススメです。
常温の水で炊くより、冷たい水の方が美味しいです。
ご飯を美味しく炊く5つのコツ
料理というものはちょっとしたひと手間で美味しくなるものなのですよね。
次に、ご飯を美味しく炊くコツを5点ご紹介します。
- 米の分量はきっちり計る
少しくらい大め少なめ、と適当にせずに計量カップピッタリで計って下さい。 - 丁寧に洗う必要はない
お米のとぎ汁が透明になるまで洗う必要もなく、1回目はさっと流し、3回位軽く洗えば大丈夫です。 - しばらく浸透させる
お米に水を入れたらすぐスイッチは押さず、最低でも30分はお米に水を吸収されてください。可能であれば炊く時の水はミネラルウォーターだと美味しく炊けます。
もしくは先ほど紹介した、炊く時に入れたら美味しくなるものを入れてみて下さい。 - 炊けたら暫く蓋は開けない
炊飯が終わったら、10~15分は蓋を開けずに蒸らします。その後すぐにしゃもじで底から優しく混ぜて下さい。 - 保温はしない
理想は食べる量だけ炊くのが一番おいしく食べられますが、一度にたくさん炊いた際、保温せずに熱いままの時にラップに包んで急速冷凍をしておくと美味しさが保たれます。
ご飯を美味しく炊けるお鍋
今や美味しさを求めるあまり炊飯器ではなく、お鍋でご飯を炊くのが美味しいといわれています。
その名も「炊飯鍋」と言います。
価格が1万円以内のものが多く炊飯器より安くて、とにかく美味しいご飯が食べられるとの評判です。
調べてみるとたくさん販売されていますよ。
炊き方も簡単で30~1時間位、お米を水にある程度吸わせてから中火で20分くらいで炊きあがります。
炊飯器だと炊きあがるのにもっと時間が掛かりますからこれはいいかも!と思いますが。
家計を預かる主婦は別の事が気になりました。
そう、ガス代です。
炊飯器と炊飯鍋、どっちが光熱費、安いのだろうと疑問に思ったので調べると、やはり単純に炊飯器の方が電気代は安かったです。
炊飯器でお米を炊くと電気代は約3~8円に対して炊飯鍋はガス代が約10~20円くらいします。
ですが、炊飯器で1日ご飯を保温するご家庭はもしかすると電気代は一緒くらいかもしれません。1日ご飯を保温しておくと電気代は約15円位しますから。
しかも保温すると、お米はまずくなりますよね。
光熱費は気になる所ですが、炊飯鍋で炊くと安いお米でも本当に美味しくなるのは間違いありません。
その上冷めても美味しいのです。
炊飯鍋に興味、湧いてきませんか?
電気のない時代は、お米は土鍋で炊いていたのですから美味しいのです。
普通の鍋でお米を炊く方法
結局、まずいお米をもっとも美味しく炊く方法は、お鍋でガスの火を使って炊くことではないでしょうか。いろいろやってみた結果、私はそう思うのです。
しかも、炊飯用のお鍋でなくても、普通のお鍋でもご飯は炊けます。できれば、鍋底が厚いステンレス鍋や土鍋がお勧めですよ。
炊き方は拍子抜けするくらい簡単。
上記の「ご飯を美味しく炊くコツ」が基本です。
【普通のお鍋でもまずいお米が美味しく炊ける方法】
- ステンレスお鍋や土鍋に、お米とお水をいれて強火で沸騰させる。
- 沸騰したら弱火にして15分炊く。
- 15分炊いたら火を止めて蒸らします。
以上です。
いうまでもなく、途中でお鍋のふたを開けたらいけませんよ。
これで美味しいご飯の炊きあがりです。本当に簡単で美味しく炊けるのでびっくりしますよ。
昔から、美味しいお米の炊き方を「始めちょろちょろ中ぱっぱ、赤子泣いても蓋取るな」って言われていますよね。でも、始めちょろちょろしなくても充分に美味しいです。始めちょろちょろのガスの火にしたほうがもっと美味しいのかもしれませんが、そこまでは面倒でやってません。
少しばかりおこげができたときなんて、最高です。(お鍋を洗うのが面倒ではありますが・・)
ぜひ一度炊いてみてくださいね。きっともう炊飯ジャーには戻れなくなりますから(笑)
※土鍋で炊くときは噴きこぼれしやすいので、大き目の土鍋で炊くことをお勧めします。
まとめ
お米って奥が深いですね。炊き方ひとつ、お鍋ひとつ、入れるものひとつでまずいお米も美味しく炊けるって面白いですよね。
いまでは最新の炊飯だと、、なにもしなくても美味しく炊けるようになっている物もたくさん販売されています。
ですが、すごく高いです。
私は炊飯器に3万以上出す気にはなりません。
それなら、こんなに美味しく炊く方法がたくさんあるのですから、これらを試してからにしてもいいのではないでしょうか。
まずは、台所にあるステンレス鍋や土鍋でまずいお米を炊いてみてくださいね。あなたのご飯が極上に美味しく炊けること、祈ってます。