お金持ちな本田晃一さんの著書「はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法」を読みました。
自己啓発の部類なのでしょうが、ビジネス要素が強い印象です。この本の特徴は、本田晃一さんの特異な体験によって得られた話が多いところでしょう。
つまり、本田さん自身が「はしゃぎながら夢をかなえた人」なわけです。
主人の自営業を手伝って30年、青色申告おひとりさま企業を行って7年の私。印象に残った部分や勝手な感想です。
本田晃一さんのこと
「人生の目的は笑う時間を長くすること」っていう、ゆるーく生きる目的をお持ちの本田晃一さん。これで貧乏だったら本にもならないんだろうけど、いつも子供とディズニーランドに行ってる、時間に余裕のあるお金持ちっていうのがインパクト強いわけです。
本田さんの実行力や実績もなかなか強烈。バックパッカースタイルでオーストラリアを自転車縦断してみたり、倒産しかけた父親の会社をネットを使ってたて直し、年商10億超えにまでもっていったり。(ほかにもすごいプロフィールあるけど、本にてどーぞ)
そんなすごい実績が多くあるんだけど、短大中退とか、背が低くてコンプレックスいっぱいだったとか、人間味もあって親近感を感じます。あと、お金が大好きっていうところに共感(笑)。
第1章 うまくいくマインドセット
セルフイメージは高いほうがいいってよく言われます。でも、高めるのを目的にするんじゃなくって、本当に自分がやりたいことは何か?にフォーカスする。
とはいえ、その自分のやりたいことすら分からない人って多いのでは?
自分のやりたいことをすっかり勘違いしていた本田さんの昔話が笑えます。というか、自分にもがっつり身に覚えあるのでわかりやすいです。
この本読んだ後に、ノートに自分の欲しいものとか書き出して、やりたいことを探ってみたんですが、楽しいですよ。
自己肯定の仕方では、もうひとりの自分のキャラを変えて登場させる方法があります。これ、ブログか動画ででも紹介されてて、私もやってます。なかなかいいですよ。とくに、友達少ないんで私(笑)。
あと、好きなのが「自分をねぎらうこと」。自分で自分をねぎらうっていう発想さえなかったので、目からうろこ。
松下幸之助さんのエピソードが、可愛くってまたいいです(笑)。
私がついつい毎日のようにやってしまうのが、自分の価値観を基にした優劣のジャッジ。それをなくすと楽に生きられそうって思うのだけど、無意識のうちにやってしまってます。
それを「ものさし」に例えて、見方を変える方法や観察する方法が書かれているんですね。そこに、ファーブル博士を登場させることで、小学生にも分かるように優しく解説されているのがユニークです。
第2章 自分ファーストで誰とでもつながれる方法
人間関係や恋愛について書かれています。
私が読んだ感じとしては「はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法」の要かなと。
本田晃一さんの極意。彼が人に好かれる理由や交渉上手、聞き上手である理由が分かります。こういった方法が仕事でもプライベートでも大活躍するんですね。
人間関係をどうにかしたいって思ってる人は、やってみるといいなと思うところ。
でも、私みたいに人見知り強かったりすると、けっこう敷居が高いかな(^-^;
それでも、叶えたい夢があれば、できますよ、きっと。
あと、2章には恋愛成就の方法的なことも書かれています。本田晃一さんの奥様って綺麗で素敵な方みたいですから、かなり信憑性ありますよね。片思い中の方や婚活中の方は、ここんとこ読んでがんばってみると良さそうですね。
第3章 お金との上手な付き合い方
本田晃一さんはお金持ちらしいです。クルーザーを持ってたとか、ファーストクラスに乗ったとか、1泊10万円のホテルのお部屋に泊まったとかありますからね。(クルーザーは欲しくないけど、ファーストクラスと1泊10万円のお部屋は憧れです)あやかりたいですね~。
ところで、3章の中で衝撃的だった本田さんの言葉が「豊かさはムダから生まれる」ってとこ。なぜかというと、私は節約がしみついていて、お金はあっても、自分のことに使うことへの抵抗がなかなか外れない。そしてその理由は、本田さんが書いてるように、私は苦労して稼いでいるからなのね~ってわかったわけ。さらに、セルフイメージの低さも、自分にお金を使うことへの抵抗と関わってるみたいです。
で、「ラクして稼いでラクして使うが最高」だって。うーん、そうなりたい。
それができるようになる方法も書いてあるけど、勇気いりますね(^-^;
まずは、本田さんオススメの3つの言葉を心で叫んで、お金を使う喜びをインプットしようと思っています。
また、それと似たようなことで「貯金に多い勘違い」というお話。
「貯金が多い=自分が頑張った証」だと思っていると、頑張れなくなったときが危ういってあるんですよ。
え?私、ずっとそう思ってたんですけど?って目がテン。だから、貯金ができててもなんだか不安がつきまとうんだと、ひとりで納得(^-^;
そういう人は、お金が貯まる設定を変更するといいんですって。とっくに設定変更してたと思ったけど、まだできてなかったみたいです・・。
つまり第3章を読んで分かったのは、自分ではセルフイメージが高くなったと思ってたけど、まだまだ低い。お金は頑張って稼ぐもので、使ったら私の頑張った証が減るから使えない、なんていう恐れをもってるらしいってこと。本田さんの言われる、お金は流れるもので減らない。「俺の川を経由してもいいんじゃない?」って考え方が素敵すぎます。
さらにさらに、自分にお金をかけるのはムダ遣いという思い込みを無くすための考え方。これって究極です!これならケチな私でも納得してできそうです(^-^)
第4章 仕事で夢をかなえる方法
「はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法」には、『仕事はあくまで幸せに生きるため、夢をかなえるためにうまく活用するもの』とあります。
私は、仕事で成功することが自分の幸せと思っていたところ、ありました。仕事で成功しない自分は何の価値もないみたいな。だから、必死でライフワークを探してたのかもしれません。今もまだ、完全には抜け出せていないのですが。ほんと、勘違いしてたんだな~って。
あと、ニーズに合った分だけ、人を喜ばせた分だけお金が入ってくるっていうじゃないですか。だから、まずはお客さんが一番。自分は二の次もしがち。でも、そうじゃないって本田さんおっしゃってます。まず自分を喜ばせること。
そうなんですよね。これ、ネットショップやってて私が失敗した原因なんです。お客さんの要望に応えることに必死で頑張りすぎて、自分がパンクしてぽしゃりましたからね(^-^;もっと早く知りたかったです。
ビジネスってひとりでやるよりも、仲間とやるほうが楽しそう。でも、なかなかなぁ。仲間集めの秘訣も書いてあるけど、私にはなかなかな難関であります。。
「うまくいってる人は自分で頑張らずに、人の力を活用できる人」ってあるのですが、
うーん、ひとりで仕事するのが性に合ってる気がする私には、これも耳が痛い話です。
とはいえ、やってみるときもあるんですよ。ネットショップやってたときに、ひとりでやればなんとなかなるし、そのほうが経費がかからないと思って、がむしゃらに頑張っていた時期がありました。でも、思い切ってアルバイトを雇ってみたら、その人、私より手先が器用だったりして、めちゃくちゃ気も楽になって余裕もできて、仕事がしやすかったんですね。
人に頼るって大切ですよね。
この章には、自分とお客さん、そして従業員と、みんなが幸せになる仕事を成功させるメソッドが書いてあります。
スケール大きくて器が大きくて、私にはまだまだ難しくて受け入れがたいのですが、知ってるだけで、困ったときのヒントになりそうです。
「はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法」全体の感想
以上、私のことをいろいろ書き連ねてしまいましたが、自己分析しながら読めて面白かったです。
実は私、本田晃一さんのブログは長いこと毎日読んでるし、有料動画も見てたりしてます。なので、今回出版される本は買わないでいいやって、正直思っていました。
ブログはこちら→世界一ゆる~い幸せの帝王学 本田晃一公式ブログ
でも、本田晃一さんがブログでやってらっしゃるラインでの質問と回答を読んでいて、その本田さんの答えが的確で、なんか圧倒されて、本も買っちゃいました(笑)。
ラインでのたった数回のやりとりで、質問した人の悩みが明確になってヒントが出て、ハッピーになっていくのがアリアリと分かるんですよ。いや~お見事。
「はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法」は、本田さんが出会った多くのすごい人たちに教えてもらった、夢をかなえる知恵やアドバイスが詰まっています。だから、読むだけでも満足感ありますよ。
でも、やっぱり実践しないとだめですよね。とくに本田晃一さんのこの本は、実践方法も具体的に書いてあるからイメージするだけだともったいない。
あと、ビジネス色が強い気がすると最初にいいましたが、例えがたくさんあって、かみ砕いて書かれてるから、ビジネス書が苦手って人にもきっと読みやすいですよ。
ときおり登場する、日本一の投資家といわれる武田和平さんとのエピソードも、ほっこりして心に残ります。
この本読んだあとに、思わず「あんたもちょっとバックパッカーってやつ、やってみたら?」と言いたくなったヒョロヒョロしたオタクな息子にも、それとなく勧めてみようかな。あと、営業職だけど起業したがってる私の弟にも贈ってあげたいなぁと。
最後にひと言。「はしゃぎながら夢をかなえる世界一簡単な法」は、スケール大きくて愛にあふれた本なんですね。その中にチラホラと、本田晃一さんのブラックなひとり言を書かれているのがクスっと笑える、私の好きなところです(笑)。
【追記】独り暮らししてる、もやし息子がたまたま帰ってきたので、「あんた、これ読んでみる?ちょっとプロローグのとこ読んで、興味あるなら持って帰っていいよ。興味なさそうなら、お母さん気に入ってる本だから置いてって」って渡したんですね。めっちゃ付箋ついたまま(笑)
そしたら、「おーー俺、はしゃいだのっていつだろう?、、お父さん!お父さんは最後にはしゃいだのっていつ?」なんていいながら、本を持って帰りました。内心『やったね!』と思った私。だってね、心屋仁之助さんや武田双雲さんの本も勧めたけど、まったく興味示さなかったので。実はダメ元チャレンジだったのです(^-^;
興味は示したものの、読書しない息子が本当に読んでくれるかどうかはかなり疑問ですが。。まあ、本田晃一さんの体験談がおもしろいので大丈夫かと、期待しております。