通帳にお金が貯まるには?

「お金を整える」の第2章を読みました。今回も、感想というか私の考え方や実際にやっていることと比べて書いてみたいと思っています。

通帳がテーマですが、通帳の背景にある、銀行との付き合い方もお金を貯める鍵になっているのかなといった印象です。

「お金を整える」の第1章についての感想→財布の中を整理して整えるとお金が貯まる本当の理由は?適当でもお金は貯まるもの

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1冊だけの通帳を管理するのがお金が貯まるコツ?

ところで通帳って、あなたは何冊管理しています?
私は、数えてみたら8冊もありました(^_^;)

通帳にお金が貯まるには?

「お金を整える」では、通帳は1冊が理想とあります。他の通帳はさっさと解約してしまいましょうとあります。たしかに、できる人はそうするとかなり便利だと、私も思いますよ。

大切なのは、何にどれくらい支払っているのかを把握すること。通帳が1冊になると、その金額が管理しやすいのですね。

お給料を預金する通帳を1冊にします。通常であれば、つねにその通帳にお金が入っている状態となるはずですね。そうなれば、通信費やクレジットカードなどの引き落としができないということはなくなるでしょう。

引き落としのために、別の通帳に出金入金や送金するといった労力がなくなります。

通帳を家計簿ツールとして利用すると便利ですね。

 

わが家の通帳の場合

うちは主人と私の通帳だけで、8冊。本当は1冊にしたいのですが、自営業なので銀行との付き合いもあって解約することができないっていう理由もあります。

共働きで、お給料は本人名義通帳に入金されるので、それだけでも通帳1冊は無理です。

ほかにも、私名義のクレジットカードの引き落としは、私の通帳からでないとできないといったクレジットカード会社の規定もありました。

あと、私は副業しているので、副業の収入や経費を別通帳で管理しています。そういったさまざまな理由から、いまは8冊の通帳管理となっています。

たしかに、通帳を1冊に絞ることで、通帳を家計簿代わりにしやすい、といういうメリットがあります。

私は8冊の通帳を管理していますが、メインは1冊です。

水道光熱費に通信費、生命保険料、生活費などをすべてメイン通帳から引き落とす、引き出すことにしているので、結局は通帳が家計簿代わりの機能をはたしています。

毎月、お給料の入金があった前日で赤線を引き、前月からマイナスになっていないか、プラスになっているかを把握しています。(かなり適当です)引き落としに見に覚えのないものがないかどうかも、毎月チェックしていますよ。

月々の支払いもすぐ計算できます→家計簿つけてる?通帳が家計簿代わりのわが家の生活費っていくらかな。

ということで、通帳を1冊だけにしなくても数冊管理していても、家計簿代わりにはできますよ。

 

 

かかりつけの銀行をもつメリット

「お金を整える」では、かかりつけの銀行をもつとお金が貯まるとあります。

これは、銀行との信頼関係を重視しているんですね。あちこちの銀行にお金を分散するよりも、ひとつの銀行とお付き合いすることで、お金を借りるときに審査に通りやすいとか、借り入れ金利を安くしてもらえる可能性が高くなるのです。(自営業で借り入れのさいに、経験ありです)

そして、かかりつけの銀行は、大手の銀行ではなく地方銀行、なかでも信用金庫がオススメなのですね。

荻原博子さんもいつも信用金庫がオススメだとおっしゃっていますよね。

たしかに、信用金庫は腰が低く、相談しやすく融通も効きやすいです。わが家の自営業でもメインバンクは信用金庫です。

私たち夫婦が住宅ローンを借りる際も信用金庫にしました。他の銀行とも相談したのですが、もっとも金利が安かったのが信用金庫でした。

先で住宅ローンを借りる予定があれば、ひとつのメインバンクに絞るのがいいかと思いますが、お金を借りる予定がないのであれば、私はひとつの銀行に絞る必要はないと思いますよ。

というのは、預金が把握されると銀行から投資商品のオススメがあってしつこいからです。

「お金を整える」では、そういったこともお金と向き合ういい機会であり勉強だといわれていますが、私はそういった勧誘は面倒で、銀行に預金を把握されたくないので、定期預金も普通預金も銀行を分散させています。

 

 

 

通帳は、総合口座通帳がオススメ?

「お金を整える」では、総合口座通帳がオススメされていますよ。その理由のひとつは、「普通預金口座」に「定期預金口座」、「貯蓄預金口座」と3つの機能が使えるからです。

その3つの口座の詳しい使い方は、本を読んでみてくださいね。

私は「貯蓄預金口座」というのは知りませんでした。貯蓄預金口座の使い方が「お金を整える」では詳しく説明されています。

また、総合口座通帳だと自動貸付機能がついているのですが、その利用についても書かれていて、どちらかというと利用に賛成だととれました。

「自動貸付」機能というのは、定期預金を総合口座通帳にしている場合使えます。定期預金を担保にして、定期預金に少し上乗せされた金利でお金が借りれるという機能です。

普通預金に残高が不足していても、普通に通帳から出金できるし、引き落としもできます。

別枠で、銀行やクレジットカード会社で融資を受けるよりも確かに借り入れ金利は安いのですが、私は「自動貸付」を使うのはオススメできません。

それは、身近な人たちで、銀行の「自動貸付」を安易に使いすぎ借りることに慣れすぎて、結局は定期預金を解約して借入金を精算しているのを見てきているからなんですね。

通帳に「ー」マイナスと載るだけで、借り入れの手間がないせいか、借金した、という意識が薄くなるようです。

どうせ定期預金を解約するのであれば、借り入れ金利を払わないうちにさっさと定期預金を解約して「自動貸付」は使わないほうがいいと思っています。

こちらでも書いていますよ→総合口座に定期預金したよ、でも絶対に通帳をマイナスにはしないのだ!

 

貯蓄預金口座とは?それってお得なの?

ところで、貯蓄預金口座というものがなんなのか気になったので、わが家のかかりつけの信用金庫に電話して尋ねてみました。

私:総合口座通帳もっているんですが、貯蓄預金っていうのも一緒になっていますか?使えますか?

信用金庫:貯蓄預金口座は、総合口座通帳にはありません。別の通帳を作ることになります。

私:貯蓄預金は、定期預金よりも金利が安くて、普通預金よりも金利が高いのですか?

信用金庫:今、普通預金の金利が0.02%なのですが、貯蓄預金だと10万円以上であれば0.025%の預金利息となります。でも、10万円未満だと普通預金よりも安くなります。

私:貯蓄預金のデメリットはありますか?

信用金庫:貯蓄預金口座からは、いっさい引き落としはできないことです。

私:もしかして、貯蓄預金口座を作る人って少ないですか?

信用金庫:はい、ほとんどいらっしゃいません。

 

以上が私が尋ねた貯蓄預金口座についての質問です。これらの内容を知った限りでは、私が貯蓄預金口座を作るメリットはなさそうです。

10万円以上預金することは可能ですが、それなら定期預金にします。予定外の出費があるときは、私なら定期預金をさっさと解約します。

でも、銀行によって預金条件や内容が違うかもしれません。興味があれば、かかりつけにしたい銀行に実際に尋ねてみるとよいですね。

 

 

まとめ

1冊だけの通帳を管理するのがお金が貯まるコツ?

通帳は1冊だけ持ってるほうが支出の管理がしやすい。でも、わが家では、8冊もの通帳があるが、1冊をメイン通帳にしているので、家計簿代わりになってるし、毎月の支出額もすぐ算出できる。

かかりつけの銀行をもつメリット

通帳をもち預金する、かかりつけの銀行をひとつに絞ることで銀行との信頼関係を築く。すると、先で住宅ローンなどの借り入れ予定のある人は金利を安くしてもらえる可能性がある、など。(詳細は本でどうぞ)

メインバンクにするなら、大手の銀行よりも地方銀行や信用金庫のほうがオススメ。

通帳は、総合口座通帳がオススメ?

総合口座だと、普通口座のほかに定期預金と貯蓄預金として預けることができるらしい。(ただし、私のメインバンクの信用金庫は、貯蓄預金は別通帳になるとのこと)

定期預金しておけば、通帳をマイナスにして定期担保で借り入れができる。ただし、あまりに安易に借り入れができるので、注意が必要。

貯蓄預金口座とは?それってお得なの?

貯蓄預金口座を知らなかったので、実際に信用金庫に電話していくつか質問してみた。
10万円以上貯蓄預金残高がある場合は、普通預金よりわずかに預金利息が高いが、10万円未満だと普通預金よりも預金利息は安くなる。

貯蓄預金だと、引き落としがいっさいできないといったデメリットがある。

ただし、私が尋ねたのはひとつの信用金庫だけなので、銀行によって預金条件や内容が違う可能性がある。

 

 

といった感じで、以上が「通帳を整える」の感想というか、わが家で実際にやっていることと比較してみて思ったことです。

やり方や考え方は人それぞれですよね。自分がやってみたいと思うやり方や興味をそそられた方法で通帳も管理するのが一番良いのではないでしょうか。
やってみて、「あら、こっちのほうがいいわね」と思ったら、そのやり方に変えればいいだけのことです。

その考え方、やり方のひとつとして、どう通帳を管理していいのか分からない方にとっては「お金を整える」の第2章は参考になると思いますよ。私もお金を貯めるために今までやってきたことが、かなり書かれてありました。どうしてそうするのかも詳しく書かれているので、納得しやすいと思います。

「お金を整える」の第3章は、「冷蔵庫を整える」です。これは、わが家の冷蔵庫の中を思い浮かべると、避けたくなります(^_^;)