4人家族の家計

あなたは毎月のやりくり費に頭を悩ませてはいませんか?

私も以前、子供が学生だったころは夫婦の所得も少なく悩んでいましたよ。今は適当ですが・・(笑)

私の経験からしても、30代40代の子育て時期は、もっともやりくりが大変なのではないかと思うのです。

親戚の30代女性から家計の相談をされているうち、なんとかやりくりして、赤字から黒字になったみたいなので、今回はそのお話をしてみますね。

やりくり費の内訳を考えてみる

家族4人の毎月の生活費って、どのくらいなのでしょうか。

おおよそ、30代後半の4人家族の毎月の手取り平均って30万円くらいなんですね。

そこから、家のローン(もしくは家賃)食費、日用品、電気、ガス、水道、通信費、保険、子供の習い事、夫婦の小遣いが主なやりくり費内訳になるのではないでしょうか。

とはいえ、これはあくまで平均手取りになりますよ。

二人以上の世帯の生活費の平均支出額

総務省の「2017年の家計調査」の結果を見てみます。
二人以上の世帯の生活費の平均支出額は約313,000円だという結果が出ていて、その内訳は以下のようになっています。

食費 74,400円
住居費 18,500円
水道光熱費 21,300円
家具・家事用品 11,000円
被服費 13,100円
医療費 11,600円
交通費、通信費 49,500円
教育費 19,100円
娯楽費 30,700円
その他 63,800円
総務省 家計調査報告(家計収支編)―平成29年(2017年)平均速報結果の概要を参考

このような内訳となっていますが、いかがでしょう。

内訳での食費がかなり高額になっていますね。それに比べて住居費が低すぎです。詳細は書かれていないのですが、家賃や住宅ローンはその他に入っているのかもしれませんね。

30代4人家族の毎月の支出額

30代の彼女の家族は4人家族。家計のやりくり費の内訳は、ざっくりですが、以下のような内容でした。

住宅費 90,000円
電気・ガス 約10,000円
水道 約10,000円(2か月に一回)
日用品 20,000円
食費 40,000円
保険 20,000円(家族分)
長女の習い事 8,500円
通信費 約10,000円
ガソリン代 約5,000円
貯金 20,000円
私の小遣い 約20,000円
車のローン 17,000円
長女の幼稚園の保育料 20,000円

ざっと計算すると290,500円
手取りが30万位なのでカツカツだといってましたね。

手取りと書きましたが、実は彼女の場合、旦那さんのお給料の額面を知らないんだそうです。
毎月、決まった額を頂いて、この中でやりくりをしてのだそうですよ。

こういった家庭ってけっこうありますよね。私の友人にもいるし、実家の母も私たちが自活するようになってからは、父から毎月決まった生活費だけもらっていると言ってましたからね。

というわけで、この中に旦那さんのスマホ代や、旦那さんのお小遣いは含まれておりません。

ですが、一般的な4人家族の平均手取りみたいなので、彼女は納得しているようです。

ただ、このまま一生このお給料だと、さすがに子供たちが大きくなるにつれ、食費や学費が増えてくるので、その頃にはまた、値上げ交渉したいと言ってましたけどね。

4人家族の家計

かつて赤字家計だった理由

彼女のやりくりの内容なのですが、ここに落ち着くまで、赤字が続いて大変だったようです。

と、いうのも、彼女は食費や日用品など、ありとあらゆる支払いをクレジット払いにしておりまして、食費についてはスーパーに行ってとにかく安いものを買う、といった具合だったのです。

その結果、毎月のカード支払いで食費だけで7万超えなど、ありえない金額が引き落とされます。そうなると、手元に残る現金がわずかになるので、またその月もカード払いと、延々にカード払い地獄に落ちておりました。

それでも、ポイントが欲しい一心だったようですが、引っ越しを機に、カード払いができるスーパーに通えなくなったので、必然的にやめることができたのですね。

家計簿も付けていたのですが、結局、無駄な買い物した時は反省しますが、反省したところで、そのお金って返ってきませんよね。

しかも毎月、反省しては、また同じように買っていたようです。
こういった意味では家計簿はあまり意味がありませんね。家計簿は、毎月の家計の流れが把握できれば充分です。

赤字家計から黒字家計にできたやりくり方法

長いこと赤字続きだった彼女宅の家計。彼女の友人のアドバイスに私からも助言するなどもしましたが、結局は彼女なりに試行錯誤して、家計をなんとか黒字にできたようです。その方法は以下の通りです。

日用品と食費のやりくり費

彼女が赤字家計で困っているとき友達に相談したら、「財布を2個持ちしたらいいよ」とのアドバイスを受けたようです。

どういうことかと言いますと、自分のプライベートで使う財布と、家計から捻出する財布を分けるということです。

家計の財布には、札入れが分かれているので4万は食費、2万を日用品にしています。

スーパーや、ドラッグストアに行くときは必ずその財布から出します。

そして、友達とランチに行ったり、ショッピングに行った時は、プライベート財布を持って出掛けます。

これだけで、彼女の場合、食費と日用品の無駄買いが抑えられました。

さらに食費をもう少し抑えられないかと、今、10日で1万を頑張ってるところなんだとか。

これは、スーパーの特売日を狙ってはもちろんですが、買いに行く前に一気に10日分の献立を考えて行きます。

日用品に関しては、下の子供がまだおむつなので、これが取れたら15,000円にする予定とのこと。

日用品はこれ!というのはなく、ドラッグストアで購入した物を日用品としています。このように、お店で内訳を分けるのもひとつの手ですね。

そうなると、お菓子や安売りしている冷凍食品も、日用品としているときもあります。

そのへんはどんぶり勘定になりますが、あまり神経質になってもストレスになってよくないので、このくらいでいいんじゃないかと思いますよ。

 

やりくり費の内訳

 

水道光熱費のやりくり

光熱費のやりくり費を減らすため、電気、ガスの自由化に伴って毎月の出費が安くなるであろう、利用会社に変更。

電気代はとくに、夏場のエアコンの使用で倍以上になるんだそうですが、彼女が基本家にいるので、この点は、譲れないんだそうです。

とはいえ、昔は勿体ないからと、朝は付けずに堪え、昼から少し付け、夕方消し、旦那が帰ってきたらまた付け、をしていたようですがやはり、夏場の電気料は高いんですね。

ならばと腹をくくり、夏は24時間、つけっぱなしにすることに。
実はその方が、付けたり消したりするより、エアコンの電気料は安くなると言われています。それもなるほどと実感できているようですよ。

もちろん設定温度は28度です。

28度で最近のエアコンは十分涼しいのです。もし、暑いと感じるならエアコンのフィルターの掃除をしてみると良いですね。

そして、水道。

これを、夏場はあまり使わないように心がけて。例えば、お風呂をためる際、冬の半分位にしてみる。

毎日のことなので、かなり変わってきますね。

被服費のやりくり

その他、子供服はバーゲンの時にワンサイズ大き目を買って2年、着せているっていってました。

子供はすぐに大きくなるので、ぴったりなのを買うと勿体ないですものね。

とくに可愛い服を見つけたら、大き目を買うと長く着られます。
彼女の服ももちろん、バーゲンで買うようにしているようです。

通信費のやりくりは今後の課題

今回、彼女の1か月の支出を改めて見て思ったのは、通信費ですね。

彼女はスマホを持っていますが、基本、家にいるためにスマホはあまり使わないのです。

それであればやはり、格安スマホに変えたほうが通信費は安く抑えらえますよね。

やりくり費をひと月10万円で収めるのは難しい?

がんばってやりくりを続け、とうとう赤字を黒字にした彼女。
先日、家族4人の生活費を10万でまかなっているという節約家族がいると聞いたと、驚いていました。

よくよく話を聞いてみると、10万円という出費とはあくまで生活費なので、住宅費や、光熱費は入っていないのですね。

内訳としては、食費、日用品、娯楽費、通信費、保険、貯金です。

4人家族の平均食費が7万くらいなので、10万円でのやりくりは、かなり厳しいはずです。

とはいえ、不可能ではありません。親と同居して住宅費や食費を削るなど方法はいろいろあります。そんなことを30代の彼女と話していたのですが、「同居なんてムリムリ!」って言ってましたよ(笑)

まとめ

今回は、30代の家計が赤字から黒字にした方法をご紹介しました。

もっと節約できるのでは?とも彼女は言ってました。

ですが、無理やり節約しても、ストレスが溜まるのも良くないです。

やはり、自分に合ったあまり無理なくできるやりくり方法をやるのが一番です。それには、まずはやってみること。やってみないとその方法が自分に合うかどうかさえ分かりませんからね。
まだまだたくさんのやりくり方法はあるでしょう。ぜひ、自分に合ったやりくり方法を見つけてやってみて下さいね。