生命保険の上手な掛け方見直し方~死亡保障の目安額を出す方法

20代30代の頃の私は、何かしらとにかく将来が不安で、生命保険に依存していたような気がします。

共働きではありましたが、2人とも安い給料だったのにもかかわらず、家計では、月々支払う生命保険料の占める割合が大きかったです。

当時の私は生命保険に関する知識もなく、死亡保障の目安の考え方さえも知りません。

それでついつい、親戚知人の保険外交員の話にのって、どんどん保障金額は大きくなっていきました。

20代30代のあの頃に知っていたら、多額の無駄金を使わずに済んだのにな、と思ってしまった、保険金の目安を算出する考え方。目に留まりました。

保険の見直しにも使えそうです。ご紹介しますね。

生命保険の死亡保障の目安

夫の収入×3年+1000万円×子供の人数

夫の年収が500万円で子供が2人いる場合は「500万×3年+1000万円×2人」で合計3500万円の保障内容が標準的。

(女性自身より)

上記の場合は貯蓄がなかった場合の死亡保障の目安。1000万円貯金があるとしたら、2500万円の死亡保障を目安とします。

50代になった今だからこそ分かるのですが、昔を振り返って、なるほどと納得。

万が一の夫の死亡では、子供がいた場合は母子手当てが出ますし、遺族年金もあります。

働いていなかった妻も働き始めるとして、3年たてば何かしら安定するでしょうし、教育費もとりあえずは1人1000万円あれば何とかなりそうです。

目安の保険金額に加入後、貯金が増えれば死亡保障を減らしても良いですし、子供が独立すればさらに、保障内容を1人1000万円減額するなど、定期的な生命保険の死亡保障の見直しをする目安にできます。

共働き夫婦の場合

我が家は共働きですが、主人の方が収入が断然多いので、主人に多額の死亡保障を掛けていました。

収入の額がそう変わらない共働きの場合は、どちらかがなくなっても定期的な収入があるため、死亡保険に加入しないという選択もあるようです。

我が家の場合は、主人にばかり死亡保障をかけるのは申し訳ない気がして、私も当初は1000万ほどの死亡保障に加入していました。でも今考えるとこれって、必要のない生命保険だったなあと。

お給料が少ないのに、夫婦で何千万円もの死亡保障に加入していたため、月々の生命保険料は多く、その分生活は切り詰める必要がありました。

50代でこんなに生命保険の解約するぐらいなら、もっと早くに見直して減額していたら、余裕のある生活ができてたか、もっと貯金できたでしょうにね。

終身保険を貯金代わりにするのは難しい

かつては貯蓄性の高かった終身保険も、今では解約返戻率が下がり、魅力的でなくなっています。

銀行への定期預金や積み立て預金だと、つい引き出して使ってしまうという人は、終身保険を貯金代わりにしていた人も多いと思います。私もその1人です。

ですが、貯蓄性が高いために、保険料は定期保険(掛け捨て)に比べてかなり高額。

さらに、貯金代わりにと思って加入した終身保険が、80代という高齢にならないと、元も取れないというケースも出ています。

また終身保険は中途解約することで、損するというリスクがあり、解約もままなりません。

やはり貯蓄と生命保険は分けて考えるのがお金を貯める秘訣だと、今更ながらに感じています。

老後に楽するための上手な生命保険の掛け方

そして50代になった今思うのが、高額な生命保険をかけても心配性、不安な気持ちは無くならないということ。支払う保険料が増えるだけ。つまり貯蓄が増えるのを妨げます。

『生命保険はお守り』という人もいますが(主に生命保険会社のセールスマンですが・・)そう思うのも私はいいと思います。保険に入ったのだから、これでもう大丈夫!と思えば良いのです。
多額の保障に入り過ぎるのが問題となるんですね。わが家の場合もまたしかり・・(-_-;)

見直ししやすい生命保険の死亡保障である、定期保険や終身保険を、上記の目安を参考に、定期的に見直し減額していく

それが、のちのちの老後貯金を貯めるためにも、最良なのではないでしょうか。

というのが、20代30代の頃の私に教えてあげたい生命保険の掛け方です。