ソニー損保のZippi医療保険とは?コープ共済と比較してどっちがお得?

先日、友人とランチをしながら話していたら、定年の話に年金や老後貯金の話になりました^^;

そこで私が、保険の見直しをして、かんぽ生命などの生命保険の解約でお金を浮かせた、という話をしたんですね。すると、友人はソニー損保のZippi(ジッピ)という医療保険に入ったといいます。

インターネットで契約できる、保険料の安い医療保険とのこと。彼女が話すように、本当に安くお得な医療保険なのでしょうか?私は初めて耳にしたので、調べてみましたよ。

[adsense]

ソニー損保のZippi(ジッピ)は入院実費型の医療保険

医療保険Zippiは、実際にかかった入院治療費を保障する、ソニー損保で発売された商品です。

いままでの定額保障(入院1日あたり○円)でないのが特徴です。

保険金で受け取れるのは、入院治療費にたかった自己負担分全額(3割分)です。

ただし、通院治療費は対象になりません。
また、1ヶ月に20万円までというように、支給額には上限があります

ジッピの保障対象は、公的健康保険対象内とされています。
つまり、差額ベッド代や先進医療などの保険外診療は、基本、対象外となり、オプション保障としてであれば、追加することができます。

他の損保会社の実費型医療保険には、入院だけでなく通院も先進医療も保障対象となる商品もありますが、そのぶん当然、支払う保険料は高くなります。

ジッピは、満80歳まで自動更新できる5年定期保険です。更新するごとに、年齢にそって保険料も上がります。

 

生命保険の医療保険と損保会社の実費型医療保険との違い

損保会社での実費型医療保険は、自動車保険や火災保険加入者に損害額に応じて保険料が支払われるように、自己負担である入院医療費が支払われる商品です。

生命保険の医療保障と違って、加入する保証額を考える面倒がありません。

また、生命保険と比較して保障内容が限られているため、支払う保険料が安く設定されているのも、医療保険を検討する人にとっては魅力でしょう。

とはいっても、実費型医療保険は本当に、安くお得な保険なのでしょうか?

 

ジッピとコープ共済の保険料を比較

私が加入しているコープ共済の保険料は月々3,000円です。(私は現在52歳です)

ソニー損保Zippiのサイトでシュミレーションしてみると、52歳女性で2,230円の掛け金でした。

コープ共済とソニー損保ジッピの掛け金では、月々1000円ほどの差がありますね。

ですが、私が加入しているコープ共済の割戻金は、ひと月に換算すると695円ありました。これを差し引くと、ひと月の保険料が約2,305円となります。
(コープ共済は非営利団体の運営によるため、営業利益は割戻金として加入者に返金されるのです)

多くの共済の割戻金は保険料の20%から30%ほどだと言われています。今回のコープ共済でも割戻金は23%。ソニー損保の方の保険料のほうが若干、安いようてすね。

とはいえコープ共済は、実費型医療保険に比べて、保障対象がかなり広いのです。

医療保険だけではなく、病気死亡や事故死亡、女性特定病気入院保障などが付いています。

私が加入しているコープ共済の詳細はこちらに書いています。

月々の掛け金が少々高くとも、私はコープ共済の方がお得な気がします。

 

 

まとめ

生命保険会社の医療保険に加入するとなると、万が一のときの不安から、入院保障額をついつい多めに設定し、掛け金を大きくしてしまうのではなでしょうか?(私がまさにそうでした)

その点、実費型医療保険であれば、掛け金に無駄が少なく感じます。

入院保障は実費型医療保険で備え、入院時の生活保証は貯金で備える、と分けて考えるといった方法もあります。

また、実費型医療保険よりもやや高めの保険料であっても、入院保障以外の保障も必要と考えれば、安い掛け金の共済保険を検討してみるのもおすすめです。

私の場合はコープ共済に加入していますが、これは組合にならないと加入資格がありません。他の共済保険では都道府県民共済もあります。

私の友人の場合は、終身保険に入っているために、少しでも安い医療保険への加入が目的でした。あと、ネットで申し込みまでできるのが良かったようです。保険外交員との接触を避けたいとのこと(^-^;

どんな保険でも同じですが、加入する目的や、万が一の場合に貯金も含めて、どう備えていくかを明確にすることで、自分に適した保険が見分けられることと思います。

勧誘のない保険のプロに相談するというのも、知識が増えて良いですよ。