年金って何歳からもらい始めるのがお得なのでしょうね?先日、60歳になる主人の会社の男性社員と話題になりました。
奥さんは、57歳でパート勤務です。2016年の10月から始まる106万円の壁にあてはまるのだそう。それも悩みの種で、年金のこと、パート勤務の働き方のこと、夫婦で話し合ったそうですよ。
106万円の壁とは?→年金制度の知らないと損すること、知ってて得すること!年金を増やす方法(あさイチ!)
51歳の私と53歳の主人。年金を受給するまでにはまだ少し時間がありますが、人ごとではないので、参考になりました。
受給開始年齢で年金受給額はこんなに違ってくる
年金受給開始を繰り上げた場合(早くする)
老齢基礎年金ですが、これは受給開始をひと月繰り上げるごとに0.5%ずつ減額されます。
65歳で100%。これを64歳からの受給開始に繰り上げるとすると、満額の94%に減ります。
2016年度の年金受給額を例に取ると、満額で年額78万円ですが、これが94%になると、年額約73万円の受給額になるというわけです。
もっとも早い年金受給開始だと60歳。これだと受給額が70%になります。受給額は546,000円です。かなり減ってきますね。
年金受給開始を繰り下げた場合(遅くする)
年金受給開始年齢をひと月繰り下げるごとに0.7%の年金受給額の増額となります。
最大で5年遅くすることができ、その70歳での場合は65歳を100%として142%の年金受給額になります。
日本の平均寿命を参考に年金受給開始年齢を考える
では、日本人の平均寿命はどのくらいでしょう?女性が87.5歳で男性は80.79歳だそうです。(2016年発表)
これをもとにすると、男性は女性よりも早く年金をもらい始めたほうが良さそうですね。
60歳の男性社員の退職は65歳です。それで、本人は満額もらえる65歳からの年金受給開始とし、妻は2年ほど遅らせて67歳ぐらいから年金をもらい始める予定だと話していましたよ。
最近の70歳はまだまだ若くて元気な方がほとんどです。私の両親もすでに81歳と80歳。主人の母も81歳でとても元気です。
主人の母は一人暮らしですが、私たちの手をまったくとることなく、嫁としては楽させてもらっています(笑)。息子は、フリーターなので成人したにも関わらず、帰省した際にはお小遣いもらっているようです。これも年金をいただいているおかげですね。心苦しいけどありがたいです。
私の実家の両親は、母は若い頃は勤めていたけど、あとは専業主婦だったので5万円ほどの年金のようです。財布は別々のようでして、母は父の年金から分けてもらっているようですよ。そんな関係もあってか、夫婦ケンカしながらも2人仲良く暮らしてくれています。
57歳のパート勤務主婦、106万の壁に直面、どうする?
60歳男性社員のもうひとつの問題。大手会社のパートを勤める57歳になる奥様。現在の収入が110万円なのだそう。そのため、106万円の壁に当てはまるのです。
もし、奥さんが50代になったばかりであれば、これまで通り働いて社会保険に加入すれば年金額も増えることで楽しみもあります。確定拠出年金に加入し、所得税控除を多くするという手も考えられます。でも、奥さんは現在57歳で退職年齢は60歳。あと3年ほどのお勤めなんですね。
それで、2人の出した決断は、パート勤務日数を減らし、社会保険には加入せずに今までどおり、夫の扶養家族のままでいることにしたそうです。
ものは考えよう。パートに出る日を減らすことで、家事と仕事の両立で頑張り続けてきた奥さんの体も楽になりますからね。奥さんは喜んでいたみたい。
年金受給開始や106万円の壁、大切なのは夫婦の会話のようです。1人で思い悩むよりも夫婦だと知恵が2倍です。たとえ、普段は会話がなくとも(笑)。
夫が退職すると、2人でいる時間が増えますよね。いいリハビリになりますよ、きっと。