「嫌われる勇気」を読みました。世界ですでに100万部を突破したそうです。心理学流行ってますからね。
韓国では、30代の女性にとくに人気のようですよ。韓国はタテ社会の傾向ですから対等である横の関係を勧めているこの本、女性たちの心に響いたんでしょうね。
「嫌われる勇気」という本のタイトルを見て「嫌われても気にしないように生きよう!」といったことを延々と語った内容かと思ったんですが、そうではないようです。
私たちが生きるうえでの悩みは、「対人関係の悩みがほとんどである。では、どうしたらその悩みを最小限とし、生きやすくするか。」というような内容なんですね。
アドラー心理学で人間関係の悩みを少なくする3つの方法
・人からどう思われるのかを気にしない
・今の自分を受け入れる
・「もし、自分が・・だったら・・できたのに」と考えることをやめる
「嫌われる勇気」で生きやすくするポイントの1つめ。
人からどう思われるのかを気にしない
自分の人生をどう生きるのか、どう行動するのかを自分で決めると生きやすくなります。人の意見に左右されない、期待に応えようと無理しないことが大事だということなんですね。
「嫌われる勇気」での2つ目のポイント。
今の自分を受け入れる
今の自分はうまくいってないけど、本当の自分はもっとうまくいくはずだ!と思おうとするほど、気分が滅入ってきますよね。これは、自分の周りの人間に関しても同じこと。子供にもへんに期待することなく、ありのままを受け入れると楽になります。
「嫌われる勇気」での3つ目のポイント。
「もし、自分が・・だったら・・できたのに」と考えることをやめる
「もっと頭良かったら、希望の仕事に就けたのに」といった感じ。これは自分への「やらない言い訳」だということです。厳しいですね^^;望むことがあれば、さっさとできることからやってみましょう、と説いています。
「アドラー心理学」を知れば、いまこの瞬間から幸せになれる、この言葉が印象的です。読んだあとすぐから実践できる心理学です。
さいごに・・
嫌われる勇気をもつことをすすめるいっぽうで「他社貢献」の実践を薦めているんですね。ブツブツいいながら家事をするんじゃなく、家族の役に立っていると喜んで他者貢献をすることが幸せを感じることになる。実践してみたけど、私には難しかったです・・ブツブツをやめるのが(汗)。
目標はもたなくても大丈夫
「嫌われる勇気」で一番私の心に響いたのが「目標はもたなくても大丈夫」というところ。一瞬一瞬を懸命に行動する、懸命に生きていればどこかステキなところにたどりつくのです。
旅に例えると、目的地に到着するだけではなく、旅の途中も楽しいですよね。目標にたどりついた時だけ幸せだとしたら、それまでの過程が辛くなります。だから、その時その時の楽しみを見つけたほうがずっと幸せになれるってことです。楽しんで進んでたら、いつの間にか目標や目的地にもたどり着いちゃったね、というほうがステキですものね。
私も目標とかいまいち決められずに悩んでいたけど、おかげさまで気が楽になりましたよ。