私にとって、コーヒーは欠かせない存在です。その香りと味わいは、ストレスを和らげ、一時の休息を与えてくれます。
コーヒーで不眠?
しかし、過剰な摂取は睡眠の質を低下させてしまう可能性があります。
あなたも経験があるのではないでしょうか?
夜中に目が覚め、なかなか眠れないという状況。
私も最近そうした経験がありました。
コーヒーが大の好物なので、1日3杯は飲んでいたのですが、ときどき一晩中眠れない日がありました。
専門家のアドバイス
眠れない日が続いて辛かったので、ドラッグストアで睡眠サプリメントを探していました。
すると店員さんから「コーヒーを毎日飲んでいますか?それが睡眠障害の原因ではないですか?」と言われたのです。
しかし、私はコーヒーを夜飲まなければ睡眠に差し支えることはないと思っていて、夕方5時以降はコーヒーを控えるようにしていました。
なので、その助言は当てはまらないわ!と思い、なんとなく気分を害しながらも睡眠サプリメントを購入して帰ったものです。
(そのサプリメントは飲んでみたものの、効果があったかどうかは実感ありませんでした。。)
そんな私の考えを変えてくれたのが、精神科医の樺沢紫苑先生のYouTubeでした。
コーヒーの影響と代替案
樺沢先生によると、コーヒーに含まれるカフェインは5時間で半分ほどしか放出されず、完全に排出されるまでには時間がかかるそうです。
したがって、コーヒーを飲むのであれば午後2時頃までが望ましいとのことでした。
この情報の根拠は、著者ショーン・スティーブンソンの睡眠に関する書籍「SLEEP」だそうです。
さらに樺沢先生は、コーヒーが苦手な人には、コーヒーではなく、中国茶や緑茶をオススメされていました。
なぜなら、これらのお茶にもコーヒーと同程度の抗酸化作用があるからです。
それに、いくら体に良いからといっても苦手な物を無理に飲むのは、かえって逆効果でしょう。
せっかく体を大切にしようと思っているのに、無理するのはストレスにつながりますよね。
いわゆる逆プラセボ効果になるかもしれませんよ、と。
コーヒーよりも中国茶がおススメな理由
樺沢先生によると、中国茶は同じ葉で数回分を飲むことができ、最初の一杯でほとんどのカフェインが抽出されるので、3杯目を夕方に飲んでも問題ないそうです。
一方、私たちになじみ深い緑茶も、健康に良いお茶として紹介されていました。
樺沢先生ご自身は、中国茶をよく飲まれているようですね。
コーヒーと上手にお付き合いするために
ここ数年、コーヒーの健康メリットが注目を集めており、書籍などでもその良さが取り上げられています。
しかし、中国茶や緑茶にも同様の利点があるにもかかわらず、コーヒーがそれほど注目されているのは、世界中で圧倒的に飲用量が多いためかもしれません。
私自身、コーヒーのかぐわしい香りが大好きで、一口飲むとホッとリラックスできる気分になります。
夕方でも飲みたくなるくらいですが、睡眠の質を守るためにも、朝と食後に控えめにする必要がありそうです。
ただ、ときどき3時の休憩時間にも、つい飲んでしまうかもしれません。
コーヒーの魅力には逆らえないものがあるからです。
コーヒーを上手に活用しながら、同時に中国茶や緑茶のメリットも取り入れていけば、健やかで活力ある毎日を送ることができるのではないでしょうか。
賢く飲み分けていきたいものです。