私の体験談を照らしあわせての感想を書いている著書「お金を整える」。
第5章の「借金を整える」ですが、書いてあることに同感ですし、私もこういったことをやってきました。その結果、我が家は住宅ローンは完済していますし、借金はゼロです。
というわけで、借金を整えるを読んで思い出した、住宅ローンについての私の経験を書いていきたいと思います。
見えない借金
「お金を整える」では、お金の通り道をスッキリ通りやすくしましょうというのがテーマです。
そこで、借金は家であればダニやカビにあたるので、できるだけなくしていきましょうという話です。
ここで気をつけたいのが目に見えない借金であり、それらは金利や通信費、生命保険料であるといっています。
まずは、目に見えない借金を知ることが大切で、知ることで初めて借金が減っていくのです。
我が家の住宅ローン返済の場合
そこで、我が家の住宅ローンですが、
ローンを組んだのはH10年。完済予定はH24年でした。
貯金はほとんどすべてを頭金として入れました。
借り入れをできるだけ少なくしたかったので、私の実家から300万円借りました。これは利息は無しで、毎月少しずつ返済して返し終えました。父親は返さなくてもいいと言ったのですが、嫁に行った身で、年金暮らしの親からお金をもらうことは気が引けました。それでも、利息が発生しないと、借金を返すのはかなり気が楽ですごく助かりました。
ちなみに、主人の親は私たちが家を建てることに反対だったので、借金の相談はしませんでした。
かんぽ生命の養老保険もあったのですが、途中解約するともったいないので、それは満期までおいておきました。
住宅ローンの借り入れの返済を始めてから毎月積立貯金を行いました。かんぽ生命の養老保険が満期になったときに貯金と合わせて繰り上げ返済をしています。
その後も、ボーナスなどの臨時収入や毎月の積立貯金などで、何度か繰り上げ返済をして、6年後に住宅ローンの完済をしています。
最初のうちは、貯金は残しておいて住宅ローンで少しずつ借金の返済をしていくつもりでした。でも、返済予定表にある毎月支払う利息の金額を見るともったいないという意識のほうが強くなったのです。
貯金をおいておいても預金利息はつかないも同然です。そのとき子供の教育費としては学資保険をかんぽ生命で掛けていたので、思い切って生活費以外の貯金のほとんどを繰り上げ返済へと当てていきました。
すると、住宅ローンの返済額表の金額が少なくなるのが楽しくなり、思ったよりも早く返せてしまったのです。
我が家の場合は、ボーナスをもらっても旅行に行くことも、大きな買い物をすることもほとんどありませんでした。家を建てたことが嬉しくて家にいるのが楽しく休日は、お金のかからないガーデニングなどして過ごしていたからなのですが。(今はひんぱんに旅行、行ってますけど・・)
でも、そういうことは人それぞれです。住宅ローンを返済することが、あまりにもストイックになってストレスをためてもよくありませんよね。
住宅ローンで借り入れする金額を増やさないコツ
人は、食品などの小さな買い物するときには100円でも安いものを買おうとしますが、大きな買い物になると金銭感覚が麻痺してしまうようです。
変な意味で、太っ腹になってしまうのです。
たとえば、我が家の家を建てたときですと、私は押入れを増やしたかったのですが、主人が反対したので、我が家にはあまり収納スペースがありません。
家を建てた当時は、私はそれが気に入らなくて怒っていたものですが、あとになると良かったな~と思い始めました。
押入れや収納部屋に収納してあるものはほとんどが使わないもの。その使わないもののために、坪○万円ものお金を掛ける必要はなかったなって思うようになったからです。おかげで、捨てるという判断力と決断力が身につきました(笑)。
もうひとつ。建築を依頼した会社が「セントラルクリーナーが便利がオススメです。ほとんどの方がオプションでつけられていますよ」と言われて、すっかりその気になった私ですが、これも主人が反対しました。
最近ではあまり耳にしませんが、当時はセントラルクリーナー流行っていたんですね。でも、設置に30万ぐらいだったと思いますが高価だったのです。それにも関わらず、私は注文したいと思っていたのが今では嘘のようです。何千万円という買い物になると、30万円ぐらい増えてもどうってことないような意識に陥るようです。不思議です。
ケチな主人のおかげで、少なくとも100万円は住宅ローンの借り入れが減ったはずです。おかげさまで、早めに老後の貯金も始められました。当時は文句タラタラでしたが、今では感謝しかありませんね。
住宅ローンの繰り上げ返済や借り換えをするとしたら、そく行動
「お金を整える」でもいってますが、住宅ローンの借り換えなどまずは、現状を調べて知って情報を集める必要があります。
その場合にネックになるのが、私たちがもつ後悔したくないという思いです。
人は自分の買い物を後悔したくないし、正当化したいものです。だから、詳細を調べて、過去の判断を訂正するような行動をしたくないものです。
そうなると、行動するのが億劫になり、時間がたつと調べたり住宅ローンの乗り換えの手続きをしたりするエネルギーもなくなってきます。
もし、住宅ローンの借り換えや繰り上げ返済しようかなと思ったら、そく行動して短期間でやってしまうのがオススメです。ちなみに、私は思いついたらすぐやるほうです。
住宅ローンの借り換えの賢いやり方
私は住宅ローンの借り換えはやっていないのですが、我が家での車などの大きな買い物をするときと同じ要領です。
つまり最初からひとつの金融機関にしぼらず、比較することが大切なんですね。その際は、金利だけではなく、借入条件や事務手数料も視野に入れます。
とくにいまは金利低下の底打ちともいわれています。金利を固定することを検討してみるのも良い機会ではないでしょうか。
一括で比較しやすいネットでのサービスを利用すると、わざわざ来店しなくてもいいので気が楽ですよ。
「お金を整える」の他の章の感想
「お金を整える」第1章の感想→「財布を整える」
「お金を整える」第2章の感想→「通帳を整える」
「お金を整える」第3章の感想→「冷蔵庫を整える」
「お金を整える」第4章の感想→「手帳を整える」