鹿児島県の霧島市にある霧島温泉には多くの温泉付きホテルがあって、日帰り温泉として利用できます。今回行ったのは、霧島ホテルの温泉です。その名も「天下の名泉」だそうですよ。硫黄谷温泉といった名称のほうが親しみがあるみたいですが。
温泉に入ってから知ったのですが、霧島ホテルの温泉は、混浴だったんですね、びっくり。
霧島ホテルの日帰り温泉は利用できる時間に規制あり
お正月過ぎにも一度、霧島ホテルの温泉に行こうとしたのですが、ホテルに行く道中に「本日はホテル宿泊者のみの温泉入浴となります」というような内容の立て看板があり、諦めました。
今回は、もう2月ということもあり、お正月ほど宿泊者も多くないだろうと行ってみました。立て看板には、「日帰り温泉は、11時からとなっています」といった内容が書かれていましたよ。温泉のみの利用者は、11時~17時までとなっているようです。
霧島ホテルへは、坂道を車で登っていきます。たどり着くとホテルの入口に2人のホテルマンがいらしてお出迎えしてくれました。ただの日帰り温泉客なので、こういうのはちょっと気が重いですね(・・;)
「温泉のご利用ですか?」と女性スタッフに尋ねられ、フロントで受付するよう教えてもらいました。
フロントでの日帰り温泉の受付
フロントでは、用紙に名前と電話番号、車のナンバーを記入する必要がありましたよ。住所を書いたかどうかが記憶が定かではありませんが。
宿泊もしないのに、なぜ電話番号まで書くの?と思い、少し面倒に感じました。
そして、硫黄谷温泉の利用料金は、大人一人1000円です。主人と2人だったので2000円お支払いです。
霧島ホテルの温泉浴場は、フロントから遠い
フロントから歩いて行くことけっこうな長い廊下と少しの階段を行きます。途中、こんなお庭が見えたりしますよ。立派な日本庭園ですね。金の鹿だって。なにか意味あるのでしょうか?
廊下をずーっっと歩いて行くと、硫黄谷庭園大浴場と書かれた入口がありました。
ここで、フロントでもらったチケットを係のおばさんに渡します。半券を返してくれましたよ。
「天下の名泉」とある、これが霧島ホテルの日帰り温泉チケットの片側です。1枚に2人とペンで書かれていたので、2人一緒にいかなくちゃいけませんね。途中、トイレに行ったり、電話かかってきたりで待たなくちゃいけなくて不便でした。1人1枚のチケットにして欲しいもんです(-_-;)
硫黄谷温泉は、鍵付きロッカーは100円の有料を利用する
霧島ホテルの温泉では、温泉入口でヨレヨレのフェイスタオルを貸してくれます。私たちは、タオルは用意していたので、どちらでも良かったのですが。バスタオルは200円で貸出していたようです。私は気づかなかったのですが、主人がそう言っていました。
鍵付きのロッカーですが、100円の有料となっています。「貴重品は有料ロッカーに入れてくださいね」とおばさんが言われました。
でも普通、脱衣所に鍵付きのロッカーがあるのでそのまま脱衣所の方に入って行ったら、脱衣カゴしかありません(・・;)
無料の小さな鍵付きロッカーは脱衣所の入り口にあります。でも、小さすぎて、私のお財布さえも入りませんでした。しかも、古くて汚い。
「ええい、100円くらいいっかー」と奮発して、100円の有料ロッカーにバッグを入れましたよ。
霧島ホテルの温泉は、脱衣所が狭く窮屈な印象
脱衣所に入ってびっくりしたのが、狭いこと。こんなに狭い脱衣所は久しぶりです。日帰り温泉入浴料がひとり750円の霧島ロイヤルホテルでも、入浴料金が1人850円の霧島いわさきホテルでも、広い快適な脱衣所です。なに?この狭さって印象です。
天下の名泉は多種な温泉
脱衣所から浴室のほうへ入ると、みょうばん泉に塩類泉、硫黄泉とあります。これは、ホテルの建物内だと思います。
ここで、いったん体洗ってました。ボディシャンプーにシャンプー、トリートメント揃ってます。私は固形石鹸が好きなので、目の前に固形石鹸があり手を伸ばすと私物だったようで、慌てて知らない女性が「すみません・・」と持って行かれました(・・;)というわけで、浴場に備え付け固形石鹸はありません(汗)。
そこから扉を隔てて、温室みたいだけどもっとすっごい大きく、立派な大浴場があります。
そこには、打たせ湯もあるし、樹齢350年と書いたシイノ木で作ったという長寿風呂もあります。
しいの木で作った長寿風呂は、1人だけ入れる大きさで、ぬるめで気持ちよかったです。
女性湯の中で一番大きいのが、「美白の湯」。これは硫黄泉で硫黄の香りがします。白濁湯がとても綺麗でしたよ。
他にも、「子宝の湯」と書かれたお湯や明礬(みょうばん)泉の「不老の湯」といったお風呂があって、たくさん楽しめます。
子宝の湯は、私は入りませんでした。いまさら子宝に恵まれたら大変なので(笑)。
不老の湯は、皮膚に効果的だそうです。水虫にも効果ありと書いてあったので、なんだか気になり入りませんでしたけど、みなさん普通に入ってましたよ←そりゃそうでしょね^^;
霧島ホテル温泉には、混浴温泉があった
子宝の湯と不老の湯の間に板垣があって扉があります。そこに、「混浴」と書いてありました。「女性はバスタオルを着用のオススメ」が書かれていましたよ。女性専用時間もあるらしく、19:30~22:00が女性専用だと書かれていました。(でも、日帰り温泉だと11時~17時までの使用しかできないので宿泊者のみの利用ですね)
その張り紙を読んでいるときに、扉を開けてひとりの女性が混浴風呂から戻ってきて私に「ほとんどが男性で、大勢いらっしゃるんで、バスタオルつけたほうが良いですよ」と教えてくれました。
ちなみに、私は混浴風呂があることさえ知らなかったので、バスタオルなんて持って入っていません。
そこを少しだけ登る階段があって、高台になっています。そこに小窓があるんですね。そこからなんと、混浴風呂がのぞけます。
女性の方がかわるがわる覗いていたので、私もチラッと見てみました。すると、何人もの男性がいて、初めて見る光景にすぐ見るのをやめました(・・;)
混浴風呂は、すっごく広い印象でしたよ。気持ちよさそう。もちろんバスタオル持ってない私は入りませんでしたけど。
霧島ホテルの女性専用露天風呂の感想
不老の湯からまっすぐ歩いて行くと、女性専用露天風呂がありました。ちょっと不安だったので、露天風呂から出てきた女性に「あの露天風呂は女性専用ですか?」と確認して入りましたよ^^;
霧島ロイヤルホテルくらいの広さの露天風呂でした。
「与謝野晶子風呂」とか書いてあって、与謝野晶子の詩が露天風呂に飾ってありました。与謝野晶子さんがご夫婦で宿泊されたとか書いてありましたね。
あと、『入浴設備部門』全国1位受賞と書かれていましたよ。
これは2013年に実施された、、株式会社日本旅行でのお客様アンケートの結果だそうです。硫黄泉にみょうばん温泉、鉄泉、塩類泉の4つの泉質がひとつの温泉で楽しめるのは、たしかに高評価ですよね。
その日は晴天で雲ひとつない青空で、空を見上げると、杉の木と青い空がとても綺麗で極楽極楽な気分。
ただし、露天風呂のお風呂のお湯がすごい熱くて長湯はできず、すぐに中のお風呂へと戻りました。
霧島ホテル温泉と霧島ロイヤルホテル温泉と霧島いわさきホテル温泉を比べてみての感想
結論から言うと、霧島ホテル温泉は、不満がいっぱいでした。不満な点は以下のようなことです。※あくまで私個人の意見です。
- 温泉料金が高い。1000円にロッカー代金が100円。
- 温泉入るだけで、電話番号まで書かせられる。
- ホテル入り口から温泉まで遠い。
- 温泉は広いけど、混浴風呂を使わないなら、特別広くもない。
- 脱衣場が狭すぎて、窮屈。
よく、霧島ロイヤルホテルと霧島いわさきホテルの温泉を日帰りで使っているのですが、これら2つのほうが私は落ち着いて利用できて好きです。
霧島ロイヤルホテルは、ちょっと前まではひとり500円という低料金だったのですが、今年になって750円となったようですよ。それでも安いです。脱衣場も温泉も露天風呂も明るくきれいなイメージがして好きです。
霧島いわさきホテルは、ひとり850円の入浴料金。古いイメージしますが、脱衣場も温泉も露天風呂も広くてのびのびできるのがいいですね。露天風呂は行くのに冬は寒いですが、がんばって行くだけの価値あると思うくらい気持ちよくて大好きです。
つまり、私の中での霧島ホテルの温泉の評価は、霧島ロイヤルホテルと霧島いわさきホテルと比べると3位という結果です。
ただし、温泉料金が1000円を高いと感じるのは、おそらく私が混浴風呂になる庭園大浴場を利用しなかったからだと思います。利用したら、きっと満足な料金だと感じるのでは?って気がします。
それから、温泉利用者は多かったですし、(株)日本旅行では『入浴設備部門』全国1位表彰されたほどだから、私の好みが変わってるという可能性は大いにありですので、気になる人は是非一度、実際に行ってみてくださいね。
まとめ
霧島ホテルの日帰り温泉は利用する時間規制あり
お正月過ぎに行った時は、宿泊者のみの温泉利用となっていた。温泉利用できる時間は、11時~17時までの間(時間に変更あり)
フロントでの日帰り温泉の受付
氏名、電話番号、車のナンバーなどを記入する必要がある。料金1人1000円。
霧島ホテルの温泉は、フロントから遠い
長い廊下と少々の階段を使う。途中に金色の鹿の像がある。
硫黄谷温泉は、鍵付きロッカーは100円の有料を利用となる
脱衣所は脱衣かごだけでロッカーはない。貴重品を入れるため、有料100円ロッカーを使った。
霧島ホテルの温泉は、脱衣所が狭い気がした
霧島ロイヤルホテルや霧島いわさきホテルに比べて、かなり脱衣所が狭いので窮屈に感じた。温泉利用者は多い。
天下の名泉は多種な温泉
硫黄泉にみょうばん温泉、鉄泉、塩類泉の4つの泉質が、いくつものお風呂で楽しめた。
霧島ホテル温泉には、混浴温泉があった
混浴風呂が一番大きかったが、入る勇気がなかった。女性はバスタオル必要。混浴の庭園大浴場は、様子が女性専用浴場から小窓で見れる。(男性浴場からは分からない)
霧島ホテルの女性専用露天風呂の感想
女性専用浴場から、ちょっと離れている。岩風呂で気持ちよかったが、お湯が熱すぎてのんびりできず。
霧島ホテル温泉と霧島ロイヤルホテル温泉と霧島いわさきホテル温泉を比べてみての感想
霧島ホテルの温泉は、日本旅行の「入浴設備部門」で全国1位になった実績があるくらい、たしかに素晴らしいと思う。
でも、私個人的には、広々した温泉(露天風呂も含め)に入りたいときは霧島いわさきホテルがいいし、安くて明るい温泉でまったりしたいときは霧島ロイヤルホテルの温泉が好み。
あとがき
今回は、主人が霧島ホテルの硫黄谷温泉に行きたいと希望してついていきました。主人も混浴風呂があるの知らなくて、混浴風呂に入ってから『ん?女性の声がする?』と、びっくりしたそうですよ。湯船から出るに出れなかったとか(笑)。
主人の話によると、混浴風呂、けっこう女性の方も多かったそうです。みなさん、バスタオルをちゃんと身につけられていたようです^^
私もあの霧島ホテルの混浴風呂になる庭園大浴場に入ってみたい気もするけど、ま、別にいっかーといった感じです。
主人も、今度は霧島ホテルの日帰り温泉じゃなくてもいいかな~って言ってましたが、正直なところ、どーでしょうね(笑)。
【2024年追記】旧霧島ロイヤルホテルはアクティブリゾーツ 霧島となっています。温泉料金は変わらず750円。霧島ホテルの硫黄谷温泉は1200円に値上がりしてます。霧島いわさきホテルは閉店しています。温泉料金は変更の可能性大きいので、随時ご確認くださいね。