あなたは、入浴は好きですか?女性に多い悩みの冷え性、むくみ、更年期障害など、いろんなことにお風呂は効果があるんですね。ただし、ちょっとした入浴の秘訣がそれぞれあるのです。その方法が「ひるたつ」で紹介されましたよ。
教えてくださったのは、温泉療法専門医の早坂信哉先生です。
冷え性に効果的な入浴方法
●入浴中に手足を冷やす。
①40℃のお風呂に3分間入浴する。
②手足に30℃のシャワーを10秒あてる。
③①と②を5回繰り返す。
【効果】
・お風呂のお湯より低い30℃のシャワーが交感神経を刺激して、自律神経のバランスを整える。
・冷たくなくても30℃のぬるま湯で充分に肌に刺激を与えることができる。冷たい水で冷やすことは、かえって不整脈などにつながる。
足のむくみに効果があるのは、40℃の長風呂
・20分~30分の全身浴で途中、湯船から出ても良い。
・全身浴で足に水圧がかかり、血液が心臓にもどる。
・さらにむくみ改善の効果をあげるには、足の曲げ伸ばしをお風呂の中で行うと、血液が心臓に戻りやすくなるので良い。
・37℃よりも低いお風呂のお湯になると、体にとって刺激となるのでよくない。
ダイエット効果を高めるには、運動前に入浴する
体温を上げる=代謝が上がる
・お風呂だけではカロリー消費が少ない。
・入浴で代謝を高めてから運動するとエネルギー消費量が上がるため、ダイエット効果も期待できる。
更年期障害の改善には、毎日同じ時間に入浴すると良い
・自律神経の働きを正常に戻してくれる。
・40℃のお風呂に(5分+5分+10分)20分間、間に休憩を入れながら入浴するとよい。
加齢臭対策には、朝41℃のお湯でシャワーを1分間浴びればよい
・1分間の朝のシャワー(41℃)で、夕方まで加齢臭がなくなる効果がある(東京ガスのデータ)。
・加齢臭の原因は、主に胸、背中の皮脂なので、流し落とすとよい。
・1分と5分で加齢臭の実験をしたところ、変わらなかったということで、1分で大丈夫。
体に良い入浴方法
・肌に悪い1番風呂は避ける
【理由】
日本の水道水は成分の濃度が薄いが人間の液体は濃い。浸透圧の関係で、薄い水道水が体の濃い液体に入り込んでいくため、肌への刺激が強くなる。
2番風呂だと、汗などでお湯の成分が濃くなり、肌への刺激がやわらげられる。
※1番風呂に入るときは、入浴剤を入れるとよい。
・寒い日こそぬるめの風呂に入る
40℃のお風呂に10分~15分ぐらいで良い。長すぎると、皮膚がカサカサになったり脱水になる。
熱いお風呂は、興奮状態になってリラックス効果が少ない。
・風邪でも入浴すべき
新陳代謝がよくなり、風邪に対する抵抗力もアップする。ただし、医師の了承が必要。
長時間の熱いお風呂に入ると、体力が奪われるので、40℃くらいまでのお湯に10分~15分つかる。
シャワーだけだと、体温が上がらない。
入浴に関する疑問質問
バイキングのメンバーから、入浴に関する質問もたくさん出てましたね。
Q:注射をしたときはお風呂に入って良い?
A:注射は、予防接種なら入浴しても良いが、ひざや肩の関節に注射したときは入浴はやめる。
Q:お風呂は、2日目も同じお湯のほうが良い?
A:お風呂は、2日目だと雑菌が繁殖するので、一晩だけにしてお湯を変えるのがよい。
Q:1日にお風呂に5回入るんですが、いいですか?
A:いや、3回ぐらいでいいんじゃないですか。
Q:朝だけの入浴でも良いですか?
A:はい、朝だけでもいいですよ。朝なら、体を活動的にするために、お風呂の温度は高めにすると良いですね。
Q:半身浴は体によくないのですか?
A:全身浴よりも半身浴のほうが体に良い人もいる。年配の方や心臓、肺の弱い方など。
Q:10分入浴するとして、ダイエット効果があるのは、全身浴?それとも半身浴?
A:全身浴と半身浴とでは、カロリー消費は全身浴のほうが多い。
さいごに・・
バイキングの司会の坂上忍さん。美容に関してのひるたつだと眠そうにしてたけど、「入浴方法」はすごく興味があったらしくバンバン質問していましたね(笑)。
坂上忍さんて1日に5回もお風呂に入るんですね、びっくり。よくそんな時間あるよね~って。
私は冷え性なんで、今年の夏からシャワーだけではなく湯船につかるようにしたんですが、その効果はまだみえません・・。最近、お風呂あがりに冷たいシャワーを手足にかけていたんですが、これから寒くなるけど、どうしようって思ってたんですね。でも、冷水ではなく、30度のぬるま湯でいいって聞いてホッとしました。今日から入浴と30℃のシャワーをやってみようと思ってます。
あと、更年期じゃないけど、予防のためにも定刻の入浴タイムにしようと決意!多分・・^^;
とくに女性は、お風呂タイムを有効に活用しましょ♪