痴呆症に効くと、最近の健康番組でよく取り上げられるのがえごま油。近くのスーパーや生協宅配でも売られるようになりましたね。ありがたい!
でも、えごま油の正しい使い方を知らない人って多いのでは?ひるたつに出演していた江角マキコさんも、間違って『毒になる』使い方してたみたいですよ。
11月17日のひるたつは、「痴呆症に効くえごま油の正しい食べ方」というお題。油研究の達人、井上浩義教授が先生でした。
えごま油が認知症に効果的な理由
※認知症は、18歳から始まっている。なぜなら、18歳以降は脳の細胞が死滅して減っていくから。
脳の老化とは酸化(さびつき)のこと。これを予防する油がえごま油。
脳の成分(血液をのぞいて)の60%は油でできている。
【食用油の役割】
・オリーブオイルは悪玉コレステロールを殺す
・なたね油は体の免疫力を高める
・えごま油は脳の活性化をする
えごま油には、オメガ3であるα-リノレン酸が入っている。
α-リノレン酸は、肝臓でDHAとかEPAに変化する。DHAやEPAは、青魚に入っている成分で、血流をよくし、弱った脳の神経細胞を刺激して、細胞の死滅を防ぐ。
【α-リノレン酸を含む割合】
えごま油 60%
なたね油 7.3%
大豆油 6.4%
コーン油 1.4%
オリーブオイル0.6%
ごま油 0.3%
※亜麻仁油はえごま油と同じくα-リノレン酸を多く含む油。調べてみると、亜麻仁油は約56%がα-リノレン酸でした。
えごま油を食べる時間帯はいつが効果的?
答え:「朝がもっともよい」
理由:朝は酸化(さびつき)が進むが、夜は落ち着くから。
日中は酸素をたくさんとりこみ、紫外線にあたるなど、酸化が進む。それで、朝、えごま油をとると、より効果が期待できる。
ただし、夜にえごま油をとってもよいし、夜活動する人は夜にとるほうがよい場合もある。一番効果的なのは、毎日続けて摂取すること。
えごま油の摂取量はどのくらいが適量ですか?
1日に小さじ1杯(5g)程度を毎日いただくのが良い。
この量のえごま油に含まれるオメガ3をサバで摂るには200g、いわしでは300g食べる必要がある。
えごま油は、「緑黄色野菜」よりも「たまご」といっしょに食べたほうが効く
たまごはタンパク質で、えごま油はタンパク質と相性がよい。脳の60%は油で40%がタンパク質だから。栄養的にバランスがよくなる。
えごま油が野菜と相性が悪いということではない。たとえば、ビタミンAは油といっしょにとることで吸収がよくなり、非常に良い。
ただ、脳の活性化を考えると、タンパク質との組み合わせがベストだということ。
目玉焼きとたまごがけご飯では、えごま油の効果があるのはどっち?
答え:たまごがけご飯
理由:えごま油は加熱に弱い。100℃以上になると、α-リノレン酸はこわれてしまう。しかも、過酸化脂質が出てしまい、毒となる。
※炒めものの場合は、料理が出来上がって最後にえごま油をかけると良い。たまごがけご飯が苦手な人は、タンパク質がとれる納豆もオススメ。
さいごに・・
えごま油の食べ方では、味噌汁にえごま油を入れてもいいんですか?という、ひつたつ出演者の質問に、井上浩義先生は「コクも出てとりやすくなるのでいいですね。」というお返事でしたよ。
江角マキコさんはすでにえごま油を朝夕と毎日使ってるようでしたね。でも、炒めものするのにも使ってるってことで、坂上忍さんにバカにされていました^^;江角マキコさん、「えーー、私、えごま油を毒にして使ってた~!!」とかいってショック受けてましたね(笑)。
えごま油は他の食用油と比べて高価ですよね。でも、少量で良いので、そう考えるとそれほど高くもないかな~と。1本が100g程度なので、ひとりならひと月ぐらいもつかな。サプリメントに比べたら、天然で安心な価値を入れると安く感じそう。
ただ、えごま油も亜麻仁油も使ったことあるけど、えごま油のニオイか味か分からないけど、ちょっと青魚臭かったので、1本使ってからは使ってません。私はずっと、亜麻仁油ばかりです。亜麻仁油は無味無臭という感じでクセがありませんよ。私が使ったえごま油だけがクセがあったのかもしれませんが、また試そうっていう気にはなれなくて^^;
でも、えごま油のほうが亜麻仁油よりもオメガ3α-リノレン酸が多いんですね。再度、えごま油にトライしてみようかな?気が向いたら・・