その著者岸見一郎さんが、「本当の豊かさとは経済とは関係ない」とおっしゃっています。
私たちの幸せはお金の問題ではない。幸せになるためには、お金にとらわれることをやめなければならない。
本当にそうなのでしょうか?私はお金はあったほうが心も豊かになると思うのですが・・
アドラー心理学による豊かになるための3つの考え方
アドラーによると、人の考え方は、以下の3つに分かれるといわれています。
1.悲観主義
どうやってもどうにもならないと諦め、何もしない
2.楽天主義
時間がたてばどうにかなるものだろうと、待ちの姿勢で行動を起こさない
3.楽観主義
自分にできることは何かを考えてできることをやってみる
アドラーが勧めるのは、3の楽観主義なのです。では、経済が思わしくないこの時代。私たちはどうしたらよいのか、を岸見一郎さんが具体的にお話してくれています。
お金が足りないなら安い食材を探してみる。安くておいしい料理を工夫する。ベランダで野菜を育てるなどといろいろ考えて、それらを楽しみながら実行するのです。
(女性自身より抜粋)
毎日を丁寧に真剣に暮らす工夫
岸見一郎さんは、主夫なのでしょうか。毎日スーパーに行き、夕食も作ってらっしゃるようです。ベランダ菜園もなさってて楽しまれているようですよ。
「嫌われる勇気」の中でも、自分の毎日を丁寧に真剣に生き、楽しみましょうと言われています。決して深刻にならずに。深刻と真剣は違うので間違ってはいけないそうです。
そうですね、真剣はそんなことないけど、深刻は暗いイメージが湧き上がってきますね。
女性が収入を増やすという考え方
岸見一郎さんがおっしゃるように、日々節約しながらできることをやって楽しく暮らすのもいいですが、私は収入を増やす方が社会貢献にもなるし、女性自身もイキイキするような気がします。
専業主婦だった人で、最近では子供の手も離れ、パートや再就職を始める50代の友人や周りの女性が増えていますよ。
これも、今できることを考えたうえでの行動なのでしょうね。
なかには、手先が器用で手作り品の販売をしている友人もいるのですが、それはなかなか収入には結びつきにくいようです。
起業をする女性
好きなことを仕事にして、起業する友人もいます。収入の増加になりますよね。最近では、女性の起業も多いようです。
起業するにもどうやったらいいのか分かりませんよね。そんなときは、自分が起業したい業者で働いてみて、サービスやノウハウを習得するのがもっとも近道でそうやっている人が多いようです。
起業するさいでも、一気に大きくせず、まずはひとりで小さくはじめ、良いサービスを提供し続けているうちに顧客が増えていき、手伝ってくれる人も増やすという感じで、うまくいっている友人にいますよ。
最近では、介護のみならず、家事代行や保育園関連のニーズも増えていますよね。こういった分野であれば、専業主婦だった方も得意な部分や好きな部分が見つかるのではないでしょうか。
考えてみると、私は、仕事して収入を増やしたほうが節約を重ねていくよりも好きです。でも、そういった人ばかりでもないのでしょうね。
岸見一郎さんみたいに、家計の予算ないでやりくりして工夫することを楽しめる人もいるでしょうから。
大切なのは、悲観的でもなく楽天的でもない、楽観主義。今、自分に何ができるのかを考え、諦めずにやってみる、そしてやり続けることが希望へとつながるのでしょう。続けるってけっこう難易度高いんですけどね~~。