卵って、黄身が濃いほうが栄養価が高いと疑わずにいたのですが、そうではないんですね。
卵の殻の色は、赤いほうが栄養価が高いわけではないらしいとは聞いていました。それでも、赤卵のほうが美味しそうで体に良さそうな気がして買っていました。
先日、実家の80歳になる母が、生卵を食べていました。健康に詳しい知り合いに、生卵を勧められたらしいのです。
一時期、生卵は危険だと言われた時期があったけど、そんな話も無くなったいま。それでも、生卵って大丈夫?と、調べていると、疑問に思ってた卵のこといろいろ知ることができましたよ。
卵の殻の色が赤玉のほうが栄養ありそうなんだけど?
卵の殻の色は、卵を産んだ鶏の羽の色が卵の殻の色に出るだけ。栄養とは関係ない。
黄身の色が濃いほうが栄養ありそうに見えるんだけど?
卵の黄身の色は、鶏のエサの色によって変わる。濃い色のエサを食べると黄身も濃い色になる。
栄養価はないが、黄色が濃いマリーゴルドなどの植物をエサに加えて、卵の黄身の色を濃くしている養鶏場もあるらしい。
必ずしも濃い黄身の卵が栄養価が高い卵とは限らない。
栄養価の高い卵って?
卵の殻の色に関係なく、エサの質や飼育方法によって卵の栄養価や美味しさが違ってくる。
スーパーで見かける「ヨード卵」は、海藻粉末や白身魚の魚粉などを配合した栄養価の高いエサを食べているので、飼料だけを食べている一般の鶏の卵よりも栄養価は高い。
健康のためにより安全な卵を選ぶには?
鶏の飼料が卵にも直結するので、PHP(ポストハーベストフリー)や非遺伝子組み換え飼料と記載された卵を選ぶとよい。
例としては、生協にそういった卵の取り扱いがあるようですよ。お近くの生協で確認してみてくださいね。
卵の賞味期限はどうやって決めてるの?
卵の賞味期限というのは、生食の期限のこと。この賞味期限は、産卵日ではく包装日から夏は16日以内、冬は57日以内とされている。
産卵日が表示された卵も最近は出回っているようです。新鮮な卵を買い求めたい場合は、産卵日が記載されている卵を探してみるとよいですね。
卵の保存方法は、常温でも大丈夫?
常温で卵を保存すると、サルモネラ菌での食中毒の危険があるので、冷蔵保存が必要。殻の中のみならず、殻の外に細菌がついている場合もある。
サルモネラ菌は、75度以上の熱で1分間加熱すると死滅するため、卵は火を通したほうが安心。
とくに、抵抗力の弱いお年寄りや子供さんには気をつけてあげてくださいね。
なぜ、卵のとがっている方を下に向けて冷蔵保存するの?
卵の気室が上になるので、黄身が卵の中で殻に触れにくく傷みにくい。
卵にヒビが入ると、殻の外についた細菌が入りやすくなる。卵のとがった方を下に向けることで強度が増し、卵にヒビが入りにくくなるため。
さいごに・・
おならや便が臭くなる原因の卵ですが、食事から手軽に栄養を摂るには欠かせませんよね。
私は卵は購入したらすぐ、冷蔵庫保存するようにしています。
実家の母は、卵は生きているからといって、以前は常温保存していました。何ごともなかったから良かったものの、今考えると怖いですね。
80歳という高齢なので、生卵を食べるのもいかがなものか?と思うのですが、私が言ってもきかない人なのでしょうがないですね(-_-;)
とはいっても、今度会ったら、加熱して食べるよう話してみようとは思っています。
産卵日の記載された卵だけど、なかなか見つかりませんでした。でも、大きなスーパーで産卵日と賞味期限の記載された卵を発見!ちょっと高かったけど、それ買いましたよ。
でも、ポストハーベスト(収穫後農薬)無しとか遺伝子組み換え飼料不使用とかの記載は見当たりませんでした。これからは、生協の卵を買おうかなって思っているところです。
ちなみに、地鶏の卵(赤玉)が美味しいというイメージから赤玉人気は始まったようですよ。