50代の夫婦って、会話が乏しくなりますよね。子供が同居している頃は子供のことで会話もあったけど。
趣味も好きなことも、見るテレビ番組も違っているわが家での会話は、どんどんなくなりました(T_T) 。主人と、何を話していいのかも分からなくなってきたのです。
そんなとき、たまたま私が生命保険の見直しをやろうと思い立ち、主人に相談したんですね。ついでにこれからの2人ぽっちの生活や老後の家計についても。
最初は、主人は家計のことなんて興味なかったのですが、「あなたのお小遣いは減らしたくないんだけど、老後貯金を増やすには、どう節約したらいいかな?相談にのってくれない?」というといいよって、萩原博子さんが言ってらしたのを思い出して、そんなふうに話をもっていきました。
そしたら思いがけずに、次第に会話が増えていって、生命保険のこともちゃんと相談にのってくれたのです。
夫婦で生命保険の見直しを始めた
生命保険の見直しのさいに、主人は「高齢になったらそれだけ病気や死亡のリスクが大きくなるから、死亡保障や医療保障はある程度あったほうがいいんじゃない?」っていう考えだったのですね。まあ、これが一般的な考え方ですよね。
そこで、ネットや書籍でいろいろと調べたことを主人に報告。
・日本人の生命保険の掛け金は平均で約42,000円で、これほど保険にお金を使っている国は他にないこと。
・死亡保障は、遺族年金があるので、子供がいても300万円~500万円あれば主婦のパート勤務であっても暮らしていけること。
しかもわが家はすでに子供が社会人。何千万円もの死亡保障は必要ないのでは?
・万が一の病気やケガの補償のための医療保険。
傷病手当や高額医療費制度などが利用できるので、実際には自己負担が少なく、今ある貯金でも大丈夫であること。
おもに、これら3つの点を重点的に説明して、いくつかの生命保険は解約することに主人も賛成してくれました。
→わが家の生命保険を見直し!月々の保険料を減らすまでのまとめ
なかでも、かんぽ生命保険のながいきくんを解約するには、損するような気がして迷いもありましたが、今は良かったと思っています。
ただし、生命保険の見直しのさいには、20年以上前のものだと予定利率の高い保険(お宝保険といわれている)もあるので、きちんと確認したほうが良いです。
→お宝保険の解約で後悔!知っておかないと損する予定利率とは?
わが家は住宅ローンは完済していますが、もし完済していなくても、夫が亡くなった場合はローンを組んださいに入った生命保険で全額支払われるので、完済となり、そのまま家に住むことができるので、家賃も必要ないですよね。
生命保険加入の目的と公的な社会補償制度
保険に加入する目的は、死亡したときの補償、入院した時の補償、保険を貯金代わりにする、といった3つのことが考えられます。
死亡保障も入院補償も、日本の社会補償制度があれば、多くはない貯金でもまかなうことができそうです。でももし、わが家に貯金がまったくないとしたら、掛け捨て保険に入るでしょうね。
そうして、高額な生命保険に入らずに浮いたお金を毎月積立貯金にまわします。貯金がある程度貯まったら、掛け捨て保険も終了にする。そんな感じでしょうか。
家計の会話が熟年離婚を防ぐ
お金の話題は、夫婦でいる限り(語るとすれば)絶えない話題です。気軽に家計のことを相談し合える夫婦って、ステキだと思いませんか?
お金の話題でも、妻が感情的に「お金がない!あなたのせいよ!」なんていったら最悪ですが、パートナーとして、夫婦で普通に家計の話ができるようになれば、熟年離婚もなくなりそう。
熟年離婚って、夫婦のすれ違いが原因ですよね。会話がないからお互いの考えていることが分からない。一緒にいても淋しい。報われない。つまらない。1人でいたほうがましとさえ思えてくるのです。会話さえあれば、長年それなりに連れ添ってきた夫婦です。離婚になることもないような気がしませんか。
熟年離婚すると、女性は経済状態が苦しくなっていくのが現状だそうです。年老いてもなお、ずっと働き続けないとやっていけないぐらい。
生活のために嫌だけど離婚しないっていうのもありですが、せっかくなのでできることなら、楽しく2人でいたいものです。
妻が家計管理をひとりで背負い込むのってけっこう面倒。思い切って夫を家計管理に巻き込んだり、保険の見直しを相談してみたり。
私の場合、私ひとりで生命保険の見直しをして、勝手に解約して、あとから何かあって責められるのが嫌だったし、自分の判断に自信がなかったのが主人に相談しようと思った一番の理由ですが、主人と会話がはずんで、意外と頼れると感じられてよかったし、なんだかホッとしました。
そのごも、貯金のことや子供への仕送りのこと、、などなど、主人に相談するようになりました。
そんなことで、熟年夫婦の再生になったら、これまたステキなことですよね。