JA建物更生共済「まもり」が満期を迎えるので、先日、「むてきプラス」の見積もりを作ってもらいました。
見積もりを見て説明を受けたところ、満期金に貯蓄性のなくなったJA建更には魅力がありません。共済の掛け金も高いし、掛け捨て部分も多額になることが分かりました。
それで結局、もうひとつ火災保険の加入候補にあげていた簡易保険加入者協会の「災害見舞いトータルサポート」に加入することにしましたよ。
簡易保険加入者協会の代理店の方に見積もりをとってもらったところ、掛け捨てですが掛け金はとても安く、保障内容もわが家には充分だと判断しました。
私も今回初めて知った簡易保険加入者協会の制度。どういったものなのでしょう。わが家が加入した火災保険を例にしてご紹介したいと思います。
簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポートとは?
火災、風水害、地震、事故とまとめて補償してくれる災害見舞になります(「保険」といった言葉は公式サイトにもパンフレットにも記載されていませんが、補償制度です)
具体的には以下のことに対する補償となります。
- 火災(もらい火・失火や消防冠水など)
- 風災 ひょう災 竜巻
- 水彩(流失・床上浸水など)
- 雪災
- 地震 噴火 津波 (火災・家屋の損壊など)
- 飛来 落下 衝突
- 破壊 爆発(ガス爆発など)
- 落雷(電気機械の損壊など)
- その他(第三者の加害行為により生じた不慮の損壊。盗難物は含まない)
- 事故死 災害その他不慮の事故などによる死亡(弔慰金対象者として指定した人=契約者でなくてもよい)
- 特定疾患(約款で定める疾患。契約者のみ)
【簡易保険加入者協会の特徴】
- 非営利法人である相互共済制度として50年以上の実績がある
- 全国で110万世帯以上が加入している
簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポートに加入できる条件
簡易生命保険、かんぽ生命保険の加入者(年金保険を含む契約者・被保険者・受取人)または元加入者、過去に見舞契約に加入されていた方が対象。
わが家では、かんぽ生命の見直しと解約をかなりしたのですが、いまも主人はかんぽ生命にひとつ加入しています。それで、加入条件を満たしていたので入れました。
でも、もし全部のかんぽ生命を解約していても、過去に入っていたことが分かれば(過去のかんぽ生命の証書番号が必要)簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポートに加入できるとのことです。
簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポートの保険料(掛け金)
- 掛け金は、年1回払いとなっていて、1年ごとに更新です。
- 初年度は現金支払いで、2年目からは自動引き落としとなります。
- 新規では、1口190円。2年目からは1口175円となります。
加入できる口数は、建物の建坪数と居住者数で決まります。
つまり、建坪数が多いほど居住者数が多いほど、加入できる口数も多くなります(居住者は更新時の人数で決定)
また、建物は商用では加入できません。あくまでも居住している建物が条件です。
簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポートの見積もりをとるには?
簡易保険加入者協会の代理店が全国各県に設置されています。
私は、簡易保険加入者協会の公式サイトで自分の済んでいる県の代理店の電話番号を調べて電話しました。すると、代理店から最寄りの担当者に連絡してくれ、その日のうちに担当者が直接自宅に来てくれ、ほんの数分で見積もりを出してくれましたよ。
簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポート【わが家の見積もり例】
- 木造
- 建坪 33坪
- 居住者数 3人
- 加入可能口数 95口
- 加入初年度1年間の保険料(掛け金)18,050円
見舞い金額(最高額)
万が一災害にあった場合我が家では以下のような補償が受けられます。
【不慮の災害の場合(地震など災害を除く)】
・火災 最高額1615万円
「火災以外の損害」
- 全壊・全流失 最高額950万円
- 大半壊 最高額570万円
- 半壊 最高額475万円
- 一部損壊 損害額10万円以上 最高額19万円
- 一部損壊 損害額5万円以上10万円未満 最高額5.7万円
- 床上浸水 最高額19万円
【地震など災害の場合】
・火災 最高額475万円
「火災以外の損害」
- 全壊・全流失 最高額380万円
- 大半壊 最高額228万円
- 半壊 最高額190万円
- 一部損壊 損害額10万円以上 最高額9.5万円
- 一部損壊 損害額5万円以上10万円未満 最高額2.85万円
- 床上浸水 最高額9.5万円
・不慮の事故死 最高額95万円
・特定疾患 最高額4.75万円
簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポートの評判は?
今までその存在さえ知らなかった簡易保険加入者協会ですが、保険会社類の評判は誰しもが気になるところですよね。
加入は簡単ですが、いざ災害にあったときに手続きが簡単か?職員の対応はどうか?補償を請求する際にスムーズに進むのか?など。
その点私は、簡易保険加入者協会の評判を直接知ることができました。というのも、知人が1年ほど前すでに加入していて、すでに対応してもらったという話を聞いていたからなんです。
その知人も以前はJAの建更共済に入っていたのですが、満期がきて、「むてき」の保険料が高いので継続を諦め、簡易保険加入者協会の災害見舞いに入ったというわけです。
もし台風などの災害にあったときには、簡易保険加入者協会代理店に連絡をする、もしくは直接地域担当者に連絡をすれば、その人が被害の状況写真を撮るなどして報告書を書いてくれるという説明でした。
もしかしたら、その地域の担当者によるのかもしれませんが、私たちの居住地域の担当者はすぐに動いてくれ、問題なかったとの評判です。
簡易保険加入者協会は台風時の補償が少ないというデメリットへの対処法
以上が、わが家が加入した簡易保険加入者協会の、災害見舞いトータルサポートの主な内容になります。
不慮の事故死と特定疾患は、「おまけ」みたいなものとしてとらえています。あくまでも加入する保険の目的は、火災と災害による補償です。
火災の補償額はわが家では問題ないとして、気になったのは、台風時に心配な家の修理補償です。
以前、JA共済建更に加入していた20年間で2回台風災害で補償してもらいました。そのときは、10万円と20万円の補償金をもらったので嬉しかったのですが、トータルすると、掛け捨て金額が高すぎだと判断したので、今回は掛け捨て保険の安い簡易保険加入者協会の災害見舞いトータルサポートを選択しました。
→JA建更共済「むてきプラス」の見積もりと説明を受けた
簡易保険加入者協会による台風時の雨漏りなどの修理は、最高額での補償でも19万円です。
それで、気になる今後の台風災害による修理費ですが、毎月の火災保険料が少なくなった分、しっかり積立貯金してまかなおうと思っています。
以前は、貯蓄を兼ねて保険に加入していました。ですが、生命保険の見直しをして、掛け捨てとなる高額な保険料を払ってきたのが分かったので、今後は保険と貯金は別という考え方を定着させるつもりです。
簡易保険加入者協会の災害見舞いを1年後継続した(以下2020年7月追記)
2年目からの契約は自動継続です。
本来は担当者が顔を出すらしいのですが、今年はコロナ対策とのことで、来られませんでした。
初回契約時の契約書は「見舞契約証」と記載されていましたが、2年目の証書は「見舞契約継続証」となっていました。
簡易保険加入者協会の災害見舞い2年目の掛け金保険料は?
これもすでに記述したように、1年目の1口190円が少し安くなって、2年目は175円×口数での請求となっていました。
契約証書を確認すると、加入初年度よりも口数が1口減っていることに気づきました。
そこで、加入証書に記載されていたフリーダイヤルのコールセンターに電話して尋ねてみました。
すると、すぐに教えてくれましたよ。
災害見舞の対象となる建物の築年数によって、翌年は1口あるいは2口減ることがあるのだそうです。
年数が経過するごとに、建物の価値は下がっていくのですから、仕方のないことですね。
コールセンターのおかげで、私の疑問はすぐに解決できて良かったです。
簡易保険加入者協会の災害見舞い保険料引き落としについて
すでに書いたように、1年目の保険料は地区担当者が集金されたのですが、2年目継続時は銀行口座から引き落としされていました。
MHF)サイガイミマイと記載されていたので、一瞬、何の引き落としなのだろう?と不審に思ったのですが、金額から簡易保険の災害見舞契約保険料だと分かりました。
NHF)は口座引き落としを代行する会社のようですよ。