高齢になる私たちの親世代が勧誘されやすい終身保険は、相続対策に良いといわれています。
私が保険の無料相談に行った保険のFPの方に、イオンの中にあった保険ショップの方もそういった終身保険の利点を説明されていましたよ。
終身保険の中でも、貯蓄性を求めるなら一時払いですよね。
うちの親も、銀行で一時払い終身保険を勧められたらしく、すっかり加入する気になっていました。
その話を聞いて、調べてみましたよ。
終身保険を一時払いで払っても、中途解約で元本割れすることがある
・保険料には、「純保険料」と「付加保険料」が含まれている。
・「純保険料」とは、運用や保険金の支払いに当てるもの
・「付加保険料」とは、保険会社の経費である。
・毎年、付加保険料が支払った保険料の中から差し引かれる。
・一時払い終身保険に加入して間もない時期は、運用益よりも差し引かれる付加保険料のほうが多いため、元本割れすることになる。
・貯蓄性のある一時払い終身保険でも、中途解約時の元本が回復するのに4年ほどかかる保険商品もある。
つまり、終身保険を一時払いするということは、預貯金ではないので、そのままの金額で預けられているわけではないのですね。保障料もですが、保険会社の経費・手数料が差し引かれるのは当然ですよね。
保険会社が運用益を出して、初めて元本を上回ることになるということですね。
保障と貯蓄性の2重のメリットが魅力的ですが、途中解約にはこういったデメリットがあるので、注意が必要です。
こういった投資ともとらえられる保険の勧誘は、私たちの親世代にありがちです。そういったときの参考に、低解約返戻金型終身保険の保険料が安い理由も合わせて、知っておいたほうが良さそうですね。
さいごに・・
高齢なうちの親は、銀行の人の話というと、頭から信じきっているようです。自分にとって良いものしか勧めない、と早合点してしまうようです。
今回の一時払い終身保険も、いつ解約しても元本割れしないと思っていたようです。(多分、銀行はきちんと説明されたと思うのですが・・)
それも仕方ないですよね。かつての銀行は、お金を借りる以外では、お金を預かるところで、お金を増やすところだったのですから。
でも、今は、それでは銀行が利益を出せないんですよね。だから、保険や投資商品の販売手数料も大事な収益。最近では、投資系もよく勧められます。
でも、金融商品を勧められても、買う買わないは私たちの自由です。ただし、知識がまったくないと、いいところばかりが記憶に残りがちです。
私は投資とはまったくやってないし、小心ものの心配症なので、投資系の商品はお断りするようにしています^^;
でも、保険商品は身近でいろいろ入っているので、保険に関することぐらいは、知識を得ておきたいな、って思っているところです。