老後の節約術「簡単家計の管理と節電」方法を矢野きくのさんがアドバイス!

NHK番組の団塊スタイル。「老後節約術」がテーマだったので見てみたら、50代の私もすぐやってみたい内容ありましたよ。

節約アドバイザーであり、家事アドバイザーであり、「シンプルライフの節約リスト」などを書かれた矢野きくのさんが簡単にできる節約術を教えて下さいました。

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ローン有りの74歳の女性「節約方法知りたい!」

「老後の節約術」では、74歳になる女性が登場。お一人さまで暮らしてます。書道やヨガ教室と年金が収入源。おしゃれな10畳ワンルームマンションにお住まいですが、住宅ローンがまだ残っていることもあり、暮らしはそう楽ではないそうで、ぜひ節約する方法を知りたいとのことでした。

こちらの74歳の女性のひと月分の収入は、年金を入れて12~13万円。家計簿は今まで一度も付けたことがなく、食費もいくらぐらい使っているのか分からないといったお答え。

 

1.簡単にムダなく家計を管理する方法

そこで、矢野きくのさんが提案されたのが、買い物のムダを無くす方法です。

「団塊スタイル」に登場された74歳の女性は、5日の1度のペースで買い物に行かれます。

 

一日分の買い物を矢野きくのさんがチェック

1パック298円の食品を2パック500円で購入していました。この場合、100円弱安くなっていますが、賞味期限があと3日しかありません。74歳の女性は、賞味期限を確認することなく買ったらしいのです。

食べきれずに捨ててしまうことになったら100円得したと思っても、かえって損してもったいない結果になります。

これまでも、74歳の女性はいくども食品の賞味期限が切れたり、お野菜が傷んだりして捨てた経験があるとのこと。

そこで、ムダにしてしまった物、捨ててしまった食品を記録しておくことを矢野きくのさんは提案されました。家計簿はつけなくてもいいので、これだけつけておくと、次の買い物に役立つからです。

 

 

2.電気料金の節約

74歳の女性のお宅のコンセント部分に軽量装置を付けて、家電の電気料金を計測しました。

その結果、

テレビ・・1Hで1.4円
洗濯機・・1Hで3.2円
冷蔵庫・・1Hで2.8円

ここで、冷蔵庫に注目します。なぜなら、冷蔵庫は1年中電気を消費しているからです。

2.8円(1H)×24H×365日=約25,000円

冷蔵庫は、1年間に約25,000円もの電気料金がかかることが分かりました。

 

冷蔵庫の中身を整理して節約

74歳の女性の冷蔵庫は、中身がいっぱいです。冷蔵庫の中がギュウギュウだと、冷気が回りにくく冷えにくいので、電気料が上がりやすくなります。

・家電の年間消費電力の14.2%を冷蔵庫が占めていて、年間約15,000円が冷蔵庫の電気料となります。

・詰め込んだ場合と、それを半分にした場合とでは、それだけでも年間960円電気料金の節約効果となります。

どこに何が入っているのかも分かりづらい感じ。冷蔵庫は、開けている時間が長いと電気料をくうので、ひと目でどこにあるのかが分かるようにすると良い、という矢野きくのさんのアドバイス。

 

冷蔵庫の中の整理の仕方

①冷蔵庫の中のものをいったん全部出す。
②冷やす必要のないじゃがいもや玄米は冷蔵庫に入れない。
賞味期限切れや古いもの、いつのものか分からないものなどは処分する。
③100均に売っているトレーに、期限ごとに仕分けしていく。
トレーに入れることで、トレーごと引っ張りだすと、奥の物も取り出しやすくなる。

100円グッズトレーでの仕分けの方法

・2~3日以内に食べなくてはならないもの
・1週間以内に食べなくてはならないもの
・長期保管ができるもの

といった具合に、食品の期限ごとにトレー分けします。

※冷蔵庫の中の、もっとも取り出しやすい場所には、早く食べるものを入れるようにします。

 

世帯別での平均電気料金

単身 5,565円
2人家族  9,830円
3人家族 11,406円
4人家族 12,152円
5人家族 13,512円

これらを参考にして、あなたのお宅の電気料金を見直すきっかけにするとよいですね、

「電気ご使用量のお知らせ」の右上のほうに記載されている、『ご契約アンペア』に注目します。

例えば、60Aで基本料金は1,684円、30Aで842円といったふうに、契約アンペア数によって、基本料金が大きく違っているからです。

子供がいるころには、60Aなど大きな契約数だったとしても、子供が家から独立したら、電力会社に電話して、契約アンペア数を小さくしてもらう。それだけでも、すぐに電気料金の節約となります。

 

待機電力を減らすには?

待機電力とは・・コンセントに接続されている家電製品が、電源の切れている状態でも消費する電力

待機電力は、ひと家庭で年間約6,000円ほどかかっています。

 

家電製品ごとの年間待機電力料金

ガス温水器・・1,083円
テレビ・・570円
エアコン・・456円
電話機・・456円
DVDレコーダー・・342円
温水便座・・285円
パソコン・・228円
レンジ・・171円

これらから見て待機電力料金を節約するには、ガス温水器の待機電力に注目します。

ガス温水器のコントロールパネルのスイッチのオンオフをこまめにすると、待機電力の2~5割りを節電できるのです。
(新しいものは、待機電力をあまり必要としないので2割りほど。古いものは、待機電力が大きいので5割りとなります)

老後の節約術

↑これはわが家のボイラーのコントロールパネルです。今日から、しっかり「オフ」にするのを忘れません!(*_*)

 

長続きする節約を行うために

ギスギスした節約をすることで、生活の負担になることは長続きしません。気持ちも萎えてしまいます。節約の限度も考えながら、必要な節約をやっていくのが長続きするコツです。

というのは、矢野きくのさんのコメントです。

 

老後の節約術を見ての感想

驚いたのは、74歳の女性のお宅の冷蔵庫です。一人暮らしなのに二人暮らしのわが家よりも冷蔵庫の中がいっぱいです。

「お金を整える」でも、冷蔵庫の中を整えることが節約につながるといわれていました。
食費を節約するコツは冷蔵庫!夫婦だけの今と10年前の生活費を比べてみたら・・

74歳で、住宅ローンが残っているというのも少々心配な気もしないでもないですが、お元気そうでハツラツとした女性。趣味や特技を活かしたライフワークが羨ましいです。きっと大丈夫でしょう。

電気料金の節約は、待機電力が面白かったです。私は、実家の母と父からコンセントを必ず抜くようしつけられたので、まめに抜きます。

でも、主人は、全然コンセントを抜かないのでイライラしていました。

いっぽう主人は、私がお風呂上がりにボイラーのコントロールパネルをオフにするのをいつも忘れるので、すぐしつこく注意します。それが、すっごい嫌だったのですが。

私がコンセントを神経質に抜くよりも、ボイラーのコントロールパネルをこまめに切ったほうが電気料金の節約になるようです。知らなかった。ショックです。これからは、素直にお風呂あがりにはオフにするようにしようと思いました。

ひと月に8万円の年金で生活してらっしゃる80歳になる一人暮らしのおじいちゃん。「節約はお金を楽しく使うためにやる」と言ってました。

その方は、電気料や食費を節約したお金で、趣味の楽器を購入。ユニークな節約方法を自分で考え工夫して、節約してらっしゃいました。節約すること自体が、とても楽しそうでした。

いっぽう、食品をお得に購入してこまめに家計簿をつけてらっしゃる69歳の女性。昔、会計の仕事をされていたからでしょうが、私にはとても真似できない細かな内容の家計簿でした。でも、それが彼女にとっては「楽しみながらお金を貯める」方法なのでしょう。

昔は家計簿つけてましたが、今は通帳が頼りです(^_^;)→家計簿つけてる?通帳が家計簿代わりのわが家の生活費っていくらかな。

どの方法がよい悪いではなく、やってみて無理なく長続きする方法を見つけるとよいですね。

私は、昔は節約好きというか、節約の鬼のような母に育てられたので、ギスギスした節約生活をしていました。

今は、節約生活に疲れてストレス溜まりまくりだったので、貯めたお金や生命保険見なおしの解約金を楽しく使い小旅行でステキなホテルに泊まって自律神経を整えているところです(笑)。

老後はお金も必要だけど、健康が一番。それには、お金は貯めてもストレスは溜めないように、今は内面を整えたいと強く思っています。