個人年金の保険料控除で節税対策!と思ったら、年金受け取り時には税金が増える?

個人年金って、老後を豊かにする蓄えとして最適なイメージしませんか?ひと昔まえなら、利率がよかったので、金融商品としても魅力的でした。

わが家が加入している保険の見直ししてもらったときも、昔加入した個人年金は、解約せずにとっておいてくださいと言われてお墨付き。

でも、最近の個人年金は、あまり魅力がないようです。まず、個人年金を、金融商品として見た場合ですね。

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戻り率は良くても金融商品として魅力の薄い個人年金

個人年金で、たとえば30年間の保険料払込期間で10年間の受け取り年金の戻り率が109%というと、とってもお得な金融商品のような気がします。

ただしこの場合、個人年金は受け取りが終わるまで40年間あるのです。となると、これを40年間の年複利での運用率は、ほんの0.43%になります。

それなら、ほかの投資信託といった金融商品のほうが利回りのよい可能性が高いのだそうです。

それよりも大きなリスクは、教育費や住宅ローン返済にお金が必要になる、といった理由などから、中途解約する方が多いのが実情だといいます。

そうなると、戻り率109%どころではなく、元本を割り込んでしまいますよね。

 

個人年金払込時は保険料控除を受けれるが、受け取り時は雑所得に

個人年金は、所得税からの保険料控除枠が4万円まであり、住民税だと28000円まであるのですが、受け取り時には、雑所得となるので、所得税と住民税が上がる場合もあります。さらに、そうなった場合は、国民健康保険の保険料も上がる可能性もあるということが、盲点になりがちです。

 

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さいごに・・

生命保険で、個人年金を薦められる場合、たいてい保険料控除のことばかり強調されがちですよね。私もそうでしたから。

でも、生保の外交員もそういった知識はある方も多いので(あるいは調べてくれると思います)疑問に思った点は、しっかり確認したほうがよいですよね。

メリットもあれば、たいていデメリットもあるもの。賢い選択ができるよう、備えたいものですね。私は、もっぱら図書館で調べますが、FPの方や生保の外交員の方、銀行員のお話も重要な情報源ですよ。

この点も知っておいたほうがよいかも!・・⇒個人年金の予定利率と定期預金の利率ってどう違う?保険での貯蓄はNG!

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